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【食エッセイの感想】桃を煮るひと / くどうれいん (ミシマ社)

福岡県ひとり旅で立ち寄った ajiro書店 で偶然お会いした作家『くどうれいん 』さん

そして少しお話させてもらい、装丁から漏れでる桃の香りの引力に惹かれて買わせてもらったのが、このエッセイです。

お腹のへるエッセイ🤤
サインまで🍑ありがとうございました!


食をテーマにしたエッセイは、著作さんの生活や文化思想が如実に現れていて、作家さんとより近い関係になれたような気がします(ぼくの勝手な妄想です💭)


食がテーマということもあって、感想の初手に「灰汁」という言葉がでてきました。


「料理や食と切り離すもの」という印象もある灰汁ですが、ぼくは「旨みの上澄み」という認識をもっています。


「料理の個性」ともいいかえられるでしょうか。


人生という自分の調理過程でにじみ出た灰汁を、文章化して読者に味わえるようにしてくれる。それがエッセイなのかもな🤔💡なんて思わせてくれた作品でした!


個人的には『表題の桃を煮るひと』は言わずもがな

■カリカリ梅
■ひとりでご飯を食べられない
■安納芋と金木犀 
■小鳥と虎落笛
■苺ジュース

これらが「なんか好きだなぁ、ジュる」と、ぼくの口から灰汁がでました。笑


読めばお腹が減ってきて、クスッと笑える素敵な1冊です♪みなさんぜひ手に取ってみてください!

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