編…こどもの大質問編集部『司書さんもビックリ! 図書館にまいこんだこどもの大質問』
司書さんが調べ物のお手伝いをしてくれる、図書館の「レファレンスサービス」。
そこに寄せられた子どもたちの質問や、司書さんが調べ物のヒントとして子どもたちに紹介した書籍、そして子どもたちからのリアクションをまとめた本。
子どもたちの「何?」「なんで?」といったハテナや、「◯◯出来るようになりたい!」といった希望にまるで黒子のようにそっと寄り添ってくれる司書さんばかり。
可愛らしいイラストの効果も相まって、読んでいると優しい気持ちになれる本です。
子どもたちの質問に対して大人がパッと「大人の思う答え」を与えてしまうのは簡単ですが…、きっとそれでは子どもたちはワクワクしないでしょう。
せっかく芽生えた知的好奇心が小さく萎みかねません。
様々な本を自分で、また、時には周りの大人や子どもと一緒に読み解きながら、「自分は◯◯だと思う」と自分なりの答えを見つけるから楽しいんだ…とこの本を読んでいるとつくづく思います。
なお、子どもたちの質問や希望として、例えば、
●魔法が使えるようになりたい
●赤白帽はどうして赤と白なの?
●東京オリンピックの聖火を飛行機でどうやって運んだの?
●音楽家はどうして「家」という字を使うの?
●動物はなぜ喋れないの?
●「わし」「わしゃ」というのは、何歳くらいから使うの?
といったものが紹介されています。
最後の質問を読み、わたしはなんだか『ちびまる子ちゃん』の友蔵さんを思い出しちゃいました。
そういえば、まるちゃんはよく「あたしゃ」って言いますけど、まるちゃんはあの話し方をいつから始めたのでしょう?
原作漫画の連載初回からなのでしょうか?
もしかしたら、この疑問もレファレンスサービスを利用すれば判明するのかもしれませんね!
また、わたしは、
●胸がキュンとするようなお話を教えてください
という希望にとってもキュンとしました!
いいなあ。