編集…マガジンハウス『Casa BRUTUS特別編集 茶の湯とデザイン大全。』
「お茶の世界に興味があるけど、自分には敷居が高いな…」と思っている方におすすめのムック本。
石田ゆり子さんと共に様々な茶室を訪れて、お茶の歴史を学んでいるかのような気分に浸れる一冊です。
例えば、茶杓の一つとって見ても、それぞれ趣が異なります。
丸みを帯びたもの。
まっすぐなもの。
延べ段や飛び石をイメージした角のあるもの。
どれも違った表情があるのがとてもお洒落。
天目茶碗の煌めきも、井戸茶碗のおおらかさも、樂茶碗の丸みも、どれも素敵です。
ガラスの棗、トランプ柄の茶入れ、ヨーダの三人形蓋置といった品も紹介されていて、とってもユニーク。
「〜でなければならない」という決まりがなく、その季節や趣向に合わせて思いがけないデザインと出会えるのも、お茶の世界の面白さの一つですよね。
特に美しく感じるのは、茶室や茶庭の静寂な佇まい。
無言の声が聴こえてくるかのよう。
写真を見るだけでも心が落ち着きます。
無駄なものが一つもなく、飾らないようでいて、実はディテールがとても繊細且つ大胆。
〈こういう方におすすめ〉
「お茶の世界に興味があるけど、自分には敷居が高いな…」と思っている方。
〈読書所要時間の目安〉
3時間くらい。
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