うつ病日記 | 2度目の休職
うつ病を発症して、もうすぐ1年が経ちます。
順調に回復していたと思っていましたが、
わたしとうつ病には、まだまだ長い道のりが必要なようです。
復職したのものの、体調を崩し、2度目の休職になりました。
うつ病などで休職中だけれど、社会復帰に対して焦りを感じている方も多いと思います。わたしもその中のひとりでした。でも、どうか焦らないでほしいです。
わたしの経験が、復職についてゆっくりと考えていただける機会になると幸いです。
看護師に復職した経緯
①身体的に雑貨店勤務が難しくなった
某雑貨店での勤務は、とても充実していたのですが、お仕事中の荷受け作業で腰を痛めてしまったのです…泣
今まで看護師として勤務していた時の腰痛とは違った痛みが出現し、悪化する一方で、最低限の日常生活を送ることだけで精一杯な状態でした。
痛みの原因は、脊椎と腰の筋肉を痛めてしまっていたことでした。
お薬は効果がなく、リハビリも行いましたが、改善がみられなかったため、お仕事を1ヶ月ほどお休みさせていただきました。(かなり体力を使うお仕事でしたので…)
今年は心身ともに厄年なのかな…と思ってしまうほど辛い痛みでした。
幸い、徐々に痛みが軽減してきて、現在は時々痛みを感じる程度まで回復しました。
かなり長い日にち薬でしたが、回復できてホッとしています。
②看護師としてのやり甲斐が忘れられなかった
雑貨店勤務はとても楽しいお仕事でした。
しかし、『楽しいだけ』でもありました。
接客することも、店内のディスプレイを考えることも、とても楽しく充実していたのですが、何だか物足りなさを感じ始めたのです。(もちろん接客業でやり甲斐や誇りを持ってお仕事されている方も多くいますので、否定しているのではありません…!)
今まで看護師として医療に携わってきて、やり甲斐をとても感じていました。このやり甲斐が看護師を続けたいと思う原動力でもありました。
ただ、わたしにとって看護師というお仕事が大好きで、やり甲斐が忘れられなかったのが1番の理由です。
③復職したいと思うようになった
お休み中にお仕事について、改めて考えていると、『やっぱり看護師としてお仕事がしたい』と思いました。
『今のわたしにできる看護とは何か』を考えた末に、腰をひどく痛めてしまったので、介助の少ないクリニックでの外来勤務に挑戦することにしました。
正直な気持ちとしては、精神科・心療内科に携わりたかったのですが、近所に募集しているクリニックがなかったため、初めての診療科で勤務することになりました。
欠勤が続く
↓ 少し前に、最近の悩みとしてお仕事について呟いていた記事です。
クリニックで週5日の正規雇用として勤務していました。
職場の方々は、優しく指導してくださっていました。
しかし、看護師に復帰したわたしは、『早く業務を覚えて、生活基盤を整えるためにも頑張らなくてはいけない』とひとりで焦り、プレッシャーを感じていました。
そして、初めての診療科とクリニックでの慣れない勤務、医療現場からの約10ヶ月のブランク期間、日々覚えなければならない大量の業務で身体がついていかなくなりました。診療科については、新しいことを学ぶことは好きなので楽しかったのですが、そんな気持ちとは裏腹に身体に負担がかかっていたのだと思います。
気づかないうちに、自分で自分を苦しめていたのです。
その結果として、不調が出始め、週に1〜2日は出勤できなくなってしまいました。
試用期間だったため、これ以上の欠勤が続くと、『解雇されてしまうのではないか』という不安も出てきて、余計にストレスが重なりました。
欠勤が多く、職場の方々に心配をかけていたり、ご迷惑をかけていたので罪悪感もありました。
たくさん悩んだ末に、上司に相談し、今月からパート勤務に変更させてもらうことになっていました。
職場の迅速かつ寛容な対応にとても感謝しました。
症状の悪化
パート勤務に変更できることになり、少し肩の荷が下り、年明けからは「体調を整えながら、無理せずに最善を尽くそう」と思っていました。
しかし、年末年始から睡眠障害の急激な悪化で、不調が続いていました。
中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害が主な症状です。
連休明けの仕事始めはなんとか出勤したものの、睡眠不足による眩暈や浮遊感、頭痛、悪心があり、立っていることすら辛く、結局午前中で早退することになりました。その後も数日お休みしました。
また、憂鬱感や無気力感、不安感も強くなってきました。
復職は早かった
さすがにこのままではいけないと思い、予約を早めて受診しました。
主治医とお話できると、わたしの今までの経過を知っているので、感じていることや体調について素直に話すことができて、心がふわっと軽くなりました。
案の定、涙は止まりませんでした。
自分の気持ちを話すと、いつも涙が溢れてしまうのです。
そして、主治医と相談した結果『これ以上の悪化を防ぐためにも、ゆっくり休養しましょう』ということになり、休職が決まりました。
主治医からは「今はゆっくりお休みする時ですね。まずはきちんと睡眠が取れるようになることが大事。ほ〜さんの考えや気持ちを否定しているのではないけど、看護師に復帰することは、少し早かったのかもしれないですね。これからのことは、焦らず、じっくりと考えていきましょう。ほ〜さんに合った働き方を見つけていきましょうね。」と言ってくださりました。
ちなみにわたしは、昨年の発症時に2ヶ月休職した後に退職、そして引っ越し後に少しのお休みを経て、すぐに他職種に復職しました。
主治医には相談していましたが、病院を退職したことで金銭的な不安が多く(傷病手当をいただけないため)、復職に焦っていました。復職後も少しずつ回復はしていたものの、今思うと不調な時も多く、まだまだ不安定だったのだと思います。
復職には早かったのです。
もちろん今でも金銭的な不安はありますが、まずはきちんと休養することが大切であると、とても痛感しました。
今の気持ち
どうしてわたしは、自分の体調管理が上手くできないのだろう…
周りの人のように、元気に働くことができないのだろう…
そんなことばかり考えていました。
考えすぎることは良くないと分かっていても、考えてしまうのですよね。
しかし、今回2度目の休職が決まり、ようやくきちんと自分の状態が分かりました。
今までうつ病について色々と綴ってきましたが、うつ病になった自分を責めていたり、自己管理ができないことを恥じていることに気がつきました。まさか自分が発症するなんて…という気持ちが心の奥にありました。
でも、自分を責めることも、恥じることも必要ないですよね。
これが、今のわたしですから。
焦らず、ゆっくりと、マイペースで良いのです。
これからは、自分自身を優しく受け止めてあげようと思います。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今まさに、悩んでいる方もいらっしゃると思います。
どうか、焦らず、自分を責めず、優しく包み込んであげてください。
一緒にゆっくりと歩んでいきましょう。
みなさまもご自愛ください。
𖧧