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【うつになった大学生】

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うつ病になった私が、私に大丈夫と言い続ける毎日の心の記録です。 誰かにとっての大丈夫にもなるといいなと思いながら、そんな誰かのことを考えながらも書いています。
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#適応障害

【うつになった大学生】    自他境界をひく

母とわたしの間には境界線がない。 母はわたしのことを自分のことのように扱い、自慢し、支配…

ほの
1か月前
51

【うつになった大学生】    季節を喜ぶ。

秋が来た。 朝家を出たわたしの前を、秋風が通り過ぎて行った。 それが嬉しくて大きく息を吸…

ほの
1か月前
42

【うつになった大学生】    痛みを手放すのが怖い。

母との関係に確かに悩んでいるのに、母と一緒に過ごしていると、わたしへの愛をひしひしと感じ…

ほの
1か月前
40

【うつになった大学生】    言葉との邂逅

退院しました!!! 入院期間4ヶ月。 よく頑張った! なんだかんだ楽しくもあり、辛くもあ…

ほの
1か月前
38

【うつになった大学生】    意外と頑張らなくてもいいかもしれない。

歌を歌った。 4ヶ月ぶりに大学の仲間と。 わたしにとって歌うとは、 言葉になる前の感情を…

ほの
1か月前
56

【うつになった大学生】    生きる。

「今見えている世界を書き留めておかなければ」 そう思ってnoteを書き始めた。 うつが酷くな…

ほの
2か月前
48

【うつになった大学生】    母の傷を癒す。

入院生活が終わる。もうすぐ4ヶ月になるところだ。 結局、わたしは母と暮らすことを受け入れた。 ありとあらゆる人に反対されたけれど、それでもわたしは母のそばにいることを受け入れることにした。 しばらくの間、両親と連絡を取ることを禁止されていた。 そのためにスマホも没収されて、外出禁止にもなっていた。 それは、わたしと母の共依存を断つためだった。 会えない時間の中で、母は自分と向き合ってくれているのではないかという淡い期待を抱いていた。 母はいつも、自分で勝手にやっ

【うつになった大学生】    昨日よりも優しくなる。

他人が心を込めて紡いだ言葉を読むと嬉しくなる。 拙い文章であっても、わたしへ向けられた言…

ほの
2か月前
45

【うつになった大学生】    波に揺られながら

入院してもうすぐ3ヶ月になる。 最近は外泊を週に一度しているので、家に帰ったり病院に帰っ…

ほの
3か月前
60

【うつになった大学生】    書きたい文章を書く時間  

「朗読は詩を語り直す作業だから」とある人は言った。 それはわたしの語りかもしれないし、他…

ほの
4か月前
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【うつになった大学生】    入院して2ヶ月が経ちます😢

わたしの人生こんなもんじゃない、たまには好きなことについて書いてみようなんて思って書き始…

ほの
3か月前
43

【うつになった大学生】    心底どうでもいい。

わたしはわたしに正直にここに文章を書いているつもりだ。 最近はそれすらも難しくなって、な…

ほの
4か月前
63

【うつになった大学生】    入院して1ヶ月です。   

入院してもうすぐ1ヶ月。 暇にも慣れてきた(気がする)。 最近はついにパソコンをアンロッ…

ほの
4か月前
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【うつになった大学生】   休息じゃなくて闘病だよ。

入院して、もうすぐ2週間。 早いような遅いような。卒論を書かなければという焦りがあるが、パソコンが禁止なので何もできずにいる。 6月に行けなかった教育実習は、9月に延期するか大学院に持ち越すか、来週までに返事を決めなければならない。 何も決められる状態ではないのに、いろんなことが前に進んでいて、私だけが立ち止まっている。 その状態がとても怖い。焦燥感でいっぱいになっていく。 そんな中で、わたしには入院してから明確な病名はつけられていなかった。 最初の病院では「適応