ほの

うつを患う旅と音楽と本が好きな大学生です。 そんな私の心の記録。「海月ルミ」というペンネームで詩やエッセイも書いたりします。

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うつを患う旅と音楽と本が好きな大学生です。 そんな私の心の記録。「海月ルミ」というペンネームで詩やエッセイも書いたりします。

マガジン

  • 【うつになった大学生】

    うつ病になった私が、私に大丈夫と言い続ける毎日の心の記録です。 誰かにとっての大丈夫にもなるといいなと思いながら、そんな誰かのことを考えながらも書いています。

  • 【読書記録】

  • 【詩】

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【適応障害になった大学生】  あれでもないこれでもない言葉

とても素敵な言葉に出会った。 そして、どうしても伝えたい言葉を思いついた。 本当はここに書いてしまいたい。 だけど、この言葉は書かない。 私が本当に伝えたいあの人のためだけの言葉にしたいから。 だから、便箋にこっそり書いて、封筒に入れてしまっておいた。いつかそれを渡せる日が来るまで、大切にしまっておくことにする。 言葉や感情は目に見えない。 だから、昔は音で語り継いだ。 それが和歌のリズムを生んだ。 でも、私たちには文字がある。 記録して、伝えることができる。

    • 【うつになった大学生】    後出しジャンケン

      ほら、もう忘れてしまった。 書きたいことはポロポロと指先からこぼれていってしまう。 書きたいと思ったときに書かないと。 最近は過眠の症状がひどい。 不眠よりは全然いいのだけれど、それでも1日20時間とか寝ちゃうと、それはそれで日常生活に支障が出る。 卒論を書かなくてはならないのに、そんなエネルギーどこからも湧いてこない。 頭の中は将来のことでいっぱい。 新卒じゃなきゃ価値なんてないんじゃないかって不安で不安でたまらない。 いろんな感情とともに、涙がポロポロ溢れ

      • 【うつになった大学生】    いつまでここにいるのか。

        最近ガチ動けない。ガチ記憶ない。 これは冬季うつってやつ? 一日中眠くて過眠だし、記憶にないツイートあるし。 バイトもしんどい。頭回んない。 集中力もなくて本を読むのもしんどい。何より眠い。 お母さんにひっくり返されたお家は、どこに何があるのかわからなくて泣きたくなる。 また病院に戻りたい。 入院中の仲間と、一緒に生きようねって約束したから、踏ん張ってる。 入院して、おんなじような仲間と出会えて、退院してからもずっと仲良くしてくれて、それだけが救い。 最近書

        • 【うつになった大学生】    誕生日

          お誕生日でした。 あまり嬉しくない。 ぼーっとするお誕生日。 風船飛びました🎈22歳。 色々ありました22年。 けど、今が一番しんどいです。多分きっと。(これで頭打ちであってくれ……!) みんなからもらったスタバチケットで豪遊(と言っても少しばかり)して、たこ焼きを買って帰りました。 今日は通院とカウンセリング。 色々あって先生方には心配をかけました。 なんとか踏ん張ってます。 お風呂にはいらねば。そのエネルギーが沸いてこない。 明日は1日おやすみして、

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        【適応障害になった大学生】  あれでもないこれでもない言葉

        • 【うつになった大学生】    後出しジャンケン

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        • 【うつになった大学生】    誕生日

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        • 【うつになった大学生】
          73本
        • 【読書記録】
          2本
        • 【詩】
          2本

        記事

          つい1ヶ月前の投稿には、生きたいってたくさん書いてあるのに、最近ではその気持ちを忘れていたんだな。思い出せないの。

          つい1ヶ月前の投稿には、生きたいってたくさん書いてあるのに、最近ではその気持ちを忘れていたんだな。思い出せないの。

          【うつになった大学生】    わたしの人生そんなじゃないよ。

          最近、母とのことばかり書いている気がする。 わたしの人生それだけではない。 昨日、カウンセリングで、カウンセラーさんに「ほのさんの人生は辛かった。」って言われた。 違う、違う、そんなじゃない。 って言えなかった。 でも、わたしの人生そんなじゃないよ。 ちゃんと、楽しいも、嬉しいも、幸せもあった。 じゃなきゃ、わたしに出会ってくれたみんなに失礼だと思う。 みんなわたしを幸せにしてくれた。 今もそれは何も変わらないはずなのに、どうしてこんなにも死んでしまいたいん

          【うつになった大学生】    わたしの人生そんなじゃないよ。

          【読書記録】         南条あや『卒業式まで死にません』

          わたしがうつになったと言ったとき、中学時代の友人がそっと差し出してくれた一冊。なかなか読めなかったのだけれど、勇気を出して読んでみた。 『アンネの日記』を読んでいるようだった。 この日記を書いた人はもうこの世界にはいなくて、日記には必ず終わりが来る。読み進めるのが怖かった。 日記の最後も、いつもとなんら変わらないあやさんの文章がある。 これもアンネと同じだと思った。 明日は突然やってこないのだ。 昨日、今日とあたりまえに来た明日が、明日は来ない。 そんなこと、今

          【読書記録】         南条あや『卒業式まで死にません』

          【うつになった大学生】    生きているのが嫌になった日。    

          「あなたは病気じゃない。」 母に言われた。だったら、どうしてこんなにも死にたくてたまらないのだ。 母に言わせれば、主治医は悪者で、わたしは洗脳されているのだ。 わたしは主治医のことを信頼している。ようやく出会えた、信頼できる大人。だから離れたくない。 主治医には、わたしはヤングケアラーの一面もあったと言われた。愛着障害だとも診断された。 先生は、わたしと両親との関係がおかしいと言った初めての大人だった。だから、初めは信じたくなかったし、よくわからなかったけれど、カウ

          【うつになった大学生】    生きているのが嫌になった日。    

          【うつになった大学生】    子どもの頃のこととか

          「普通に生きてたら、死にたくなんかならないよ。」って言われた。 本当なんだと思う。 土門蘭さんの『死ぬまで生きる日記』、わたしが好きな本の一つ。 嬉しいも、楽しいも、ちゃんと感じるのに「死にたい」って思う。 別に今すぐ死んでやろうと思っているわけではなくて、やんわりとした「死にたさ」がずっとある。 わたしと同じだと思った。 わたしはお母さんの前では笑わないし泣かない。かろうじて怒りの感情は感じるけれど、それを吐露したりはしない。 そんなことすら気が付いていなかっ

          【うつになった大学生】    子どもの頃のこととか

          【うつになった大学生】    感情を取り戻す。

          退院してもうすぐで一ヶ月になる。 退院した時、わたしの世界は再び色づいていた。 それが嬉しくて深呼吸したりした。 最近では、わたしの世界は再びモノクロになりつつある。 母と四六時中一緒にいるせいで、だんだんと痛みに鈍感になってきた。 今月は2回、卒論の調査で田舎に行く。わたしの大好きな町。 そこに行くたびに、こんなに浮ついているのはわたしだけなんだって思う。 みんな地に足つけて、土地に根付いて生きているんだ。 水害で家を流されたって、ちゃんと生きている。 こ

          【うつになった大学生】    感情を取り戻す。

          詩|なれる

          きみは生きていて、死なないで、っていうくせにLINEの返信はそっけないのね。本当は大丈夫なふりをしているの、ううん、大丈夫になっても、いくらでも生きていてって言ってほしい。だってそれは愛でしょう。もう大丈夫になったの?なんて聞かないで、いつまでも大丈夫になんてなりたくないの本当は。この身体は誰のものなのかしら。母体にいるときからの共依存今も。ありのままのわたしはアノニマスで、母からわたし、身体を取り返すの。そうしたらようやくわたしになれて、慣れて、馴れる。回復した?って嬉しそ

          詩|なれる

          わたしの家なのに、わたしの居場所じゃない。お母さんに侵略されて、「それやめて」って言ったわたしが悪者。わたしがやりたかったこと、だめだって。この家には一人で泣く場所もないんだ。

          わたしの家なのに、わたしの居場所じゃない。お母さんに侵略されて、「それやめて」って言ったわたしが悪者。わたしがやりたかったこと、だめだって。この家には一人で泣く場所もないんだ。

          【詩】柔和

          どうして生きているんだろうと、空に問うた言葉が秋風となった。わたしはただ炭酸水のように死にたかっただけなのに、こうして秋風を肺に蓄えている。死にたいと願いながら飯をこしらえて、わたしもあの詩人のように言葉を紡ぎたかった。生きるか死ぬかみたいな文章ではなくて、季節を謳う詩を書きたかっただけなのに、わたしはこの世とあの世の間でこの世界を叩き割ろうとしていた。こぼれ落ちる何かを必死に拾い集めて、世界の柔らかいところだけに触れていたかった。きみはわたしの柔らかいところに触れようとはし

          【詩】柔和

          【うつになった大学生】    自他境界をひく

          母とわたしの間には境界線がない。 母はわたしのことを自分のことのように扱い、自慢し、支配している。 わたしもまた、自他境界が曖昧で、そのことにずっと悩んでいたことに気がついた。 正確に言うならば、ずっと悩んでいたことの原因が、自他境界の曖昧さにあったのだということにようやく気がついた。 幼い頃から、とにかく他人に対して怒りの感情を抱くことが多かった。 それは、わたしの性格の悪さのためだとずっと自分を蔑んできたけれど、その原因は母との共依存にあったらしい。 常に母は

          【うつになった大学生】    自他境界をひく

          わたしを見つけて、フォローして、いいねをくれる人がこんなにもいて嬉しい。文章は読まれて初めて完成するから。いつもありがとうございます☺

          わたしを見つけて、フォローして、いいねをくれる人がこんなにもいて嬉しい。文章は読まれて初めて完成するから。いつもありがとうございます☺

          【うつになった大学生】    季節を喜ぶ。

          秋が来た。 朝家を出たわたしの前を、秋風が通り過ぎて行った。 それが嬉しくて大きく息を吸った。 季節を喜べる感情が嬉しかった。 砂を噛むような日々が終わったのだ。 今年の春は喜べなかった。 わたしの上には冬が蔓延っていて、いつまで経っても春が来なかったから、辺りの春を見てはひとり置いていかれるようで孤独だった。 でも今は違う。 夏が過ぎ、秋が来たことを喜んでいる。 季節を喜べることは、健康なことだと思う。 空を見て可愛いと思う感情も、木を見て生きていると思

          【うつになった大学生】    季節を喜ぶ。