ほの

うつを患う旅と音楽と本が好きな大学生です。 そんな私の心の記録。「海月ルミ」というペンネームで詩やエッセイも書いたりします。

ほの

うつを患う旅と音楽と本が好きな大学生です。 そんな私の心の記録。「海月ルミ」というペンネームで詩やエッセイも書いたりします。

マガジン

  • 【うつになった大学生】

    うつ病になった私が、私に大丈夫と言い続ける毎日の心の記録です。 誰かにとっての大丈夫にもなるといいなと思いながら、そんな誰かのことを考えながらも書いています。

  • 【読書記録】

  • 【詩】

最近の記事

  • 固定された記事

【適応障害になった大学生】  あれでもないこれでもない言葉

とても素敵な言葉に出会った。 そして、どうしても伝えたい言葉を思いついた。 本当はここに書いてしまいたい。 だけど、この言葉は書かない。 私が本当に伝えたいあの人のためだけの言葉にしたいから。 だから、便箋にこっそり書いて、封筒に入れてしまっておいた。いつかそれを渡せる日が来るまで、大切にしまっておくことにする。 言葉や感情は目に見えない。 だから、昔は音で語り継いだ。 それが和歌のリズムを生んだ。 でも、私たちには文字がある。 記録して、伝えることができる。

    • 【うつになった大学生】    いつまでここにいるのか。

      最近ガチ動けない。ガチ記憶ない。 これは冬季うつってやつ? 一日中眠くて過眠だし、記憶にないツイートあるし。 バイトもしんどい。頭回んない。 集中力もなくて本を読むのもしんどい。何より眠い。 お母さんにひっくり返されたお家は、どこに何があるのかわからなくて泣きたくなる。 また病院に戻りたい。 入院中の仲間と、一緒に生きようねって約束したから、踏ん張ってる。 入院して、おんなじような仲間と出会えて、退院してからもずっと仲良くしてくれて、それだけが救い。 最近書

      • 【うつになった大学生】    誕生日

        お誕生日でした。 あまり嬉しくない。 ぼーっとするお誕生日。 風船飛びました🎈22歳。 色々ありました22年。 けど、今が一番しんどいです。多分きっと。(これで頭打ちであってくれ……!) みんなからもらったスタバチケットで豪遊(と言っても少しばかり)して、たこ焼きを買って帰りました。 今日は通院とカウンセリング。 色々あって先生方には心配をかけました。 なんとか踏ん張ってます。 お風呂にはいらねば。そのエネルギーが沸いてこない。 明日は1日おやすみして、

        • つい1ヶ月前の投稿には、生きたいってたくさん書いてあるのに、最近ではその気持ちを忘れていたんだな。思い出せないの。

        • 固定された記事

        【適応障害になった大学生】  あれでもないこれでもない言葉

        • 【うつになった大学生】    いつまでここにいるのか。

        • 【うつになった大学生】    誕生日

        • つい1ヶ月前の投稿には、生きたいってたくさん書いてあるのに、最近ではその気持ちを忘れていたんだな。思い出せないの。

        マガジン

        • 【うつになった大学生】
          72本
        • 【読書記録】
          2本
        • 【詩】
          2本

        記事

          【うつになった大学生】    わたしの人生そんなじゃないよ。

          最近、母とのことばかり書いている気がする。 わたしの人生それだけではない。 昨日、カウンセリングで、カウンセラーさんに「ほのさんの人生は辛かった。」って言われた。 違う、違う、そんなじゃない。 って言えなかった。 でも、わたしの人生そんなじゃないよ。 ちゃんと、楽しいも、嬉しいも、幸せもあった。 じゃなきゃ、わたしに出会ってくれたみんなに失礼だと思う。 みんなわたしを幸せにしてくれた。 今もそれは何も変わらないはずなのに、どうしてこんなにも死んでしまいたいん

          【うつになった大学生】    わたしの人生そんなじゃないよ。

          【読書記録】         南条あや『卒業式まで死にません』

          わたしがうつになったと言ったとき、中学時代の友人がそっと差し出してくれた一冊。なかなか読めなかったのだけれど、勇気を出して読んでみた。 『アンネの日記』を読んでいるようだった。 この日記を書いた人はもうこの世界にはいなくて、日記には必ず終わりが来る。読み進めるのが怖かった。 日記の最後も、いつもとなんら変わらないあやさんの文章がある。 これもアンネと同じだと思った。 明日は突然やってこないのだ。 昨日、今日とあたりまえに来た明日が、明日は来ない。 そんなこと、今

          【読書記録】         南条あや『卒業式まで死にません』

          【うつになった大学生】    生きているのが嫌になった日。    

          「あなたは病気じゃない。」 母に言われた。だったら、どうしてこんなにも死にたくてたまらないのだ。 母に言わせれば、主治医は悪者で、わたしは洗脳されているのだ。 わたしは主治医のことを信頼している。ようやく出会えた、信頼できる大人。だから離れたくない。 主治医には、わたしはヤングケアラーの一面もあったと言われた。愛着障害だとも診断された。 先生は、わたしと両親との関係がおかしいと言った初めての大人だった。だから、初めは信じたくなかったし、よくわからなかったけれど、カウ

          【うつになった大学生】    生きているのが嫌になった日。    

          【うつになった大学生】    子どもの頃のこととか

          「普通に生きてたら、死にたくなんかならないよ。」って言われた。 本当なんだと思う。 土門蘭さんの『死ぬまで生きる日記』、わたしが好きな本の一つ。 嬉しいも、楽しいも、ちゃんと感じるのに「死にたい」って思う。 別に今すぐ死んでやろうと思っているわけではなくて、やんわりとした「死にたさ」がずっとある。 わたしと同じだと思った。 わたしはお母さんの前では笑わないし泣かない。かろうじて怒りの感情は感じるけれど、それを吐露したりはしない。 そんなことすら気が付いていなかっ

          【うつになった大学生】    子どもの頃のこととか

          【うつになった大学生】    感情を取り戻す。

          退院してもうすぐで一ヶ月になる。 退院した時、わたしの世界は再び色づいていた。 それが嬉しくて深呼吸したりした。 最近では、わたしの世界は再びモノクロになりつつある。 母と四六時中一緒にいるせいで、だんだんと痛みに鈍感になってきた。 今月は2回、卒論の調査で田舎に行く。わたしの大好きな町。 そこに行くたびに、こんなに浮ついているのはわたしだけなんだって思う。 みんな地に足つけて、土地に根付いて生きているんだ。 水害で家を流されたって、ちゃんと生きている。 こ

          【うつになった大学生】    感情を取り戻す。

          詩|なれる

          きみは生きていて、死なないで、っていうくせにLINEの返信はそっけないのね。本当は大丈夫なふりをしているの、ううん、大丈夫になっても、いくらでも生きていてって言ってほしい。だってそれは愛でしょう。もう大丈夫になったの?なんて聞かないで、いつまでも大丈夫になんてなりたくないの本当は。この身体は誰のものなのかしら。母体にいるときからの共依存今も。ありのままのわたしはアノニマスで、母からわたし、身体を取り返すの。そうしたらようやくわたしになれて、慣れて、馴れる。回復した?って嬉しそ

          詩|なれる

          わたしの家なのに、わたしの居場所じゃない。お母さんに侵略されて、「それやめて」って言ったわたしが悪者。わたしがやりたかったこと、だめだって。この家には一人で泣く場所もないんだ。

          わたしの家なのに、わたしの居場所じゃない。お母さんに侵略されて、「それやめて」って言ったわたしが悪者。わたしがやりたかったこと、だめだって。この家には一人で泣く場所もないんだ。

          【詩】柔和

          どうして生きているんだろうと、空に問うた言葉が秋風となった。わたしはただ炭酸水のように死にたかっただけなのに、こうして秋風を肺に蓄えている。死にたいと願いながら飯をこしらえて、わたしもあの詩人のように言葉を紡ぎたかった。生きるか死ぬかみたいな文章ではなくて、季節を謳う詩を書きたかっただけなのに、わたしはこの世とあの世の間でこの世界を叩き割ろうとしていた。こぼれ落ちる何かを必死に拾い集めて、世界の柔らかいところだけに触れていたかった。きみはわたしの柔らかいところに触れようとはし

          【詩】柔和

          【うつになった大学生】    自他境界をひく

          母とわたしの間には境界線がない。 母はわたしのことを自分のことのように扱い、自慢し、支配している。 わたしもまた、自他境界が曖昧で、そのことにずっと悩んでいたことに気がついた。 正確に言うならば、ずっと悩んでいたことの原因が、自他境界の曖昧さにあったのだということにようやく気がついた。 幼い頃から、とにかく他人に対して怒りの感情を抱くことが多かった。 それは、わたしの性格の悪さのためだとずっと自分を蔑んできたけれど、その原因は母との共依存にあったらしい。 常に母は

          【うつになった大学生】    自他境界をひく

          わたしを見つけて、フォローして、いいねをくれる人がこんなにもいて嬉しい。文章は読まれて初めて完成するから。いつもありがとうございます☺

          わたしを見つけて、フォローして、いいねをくれる人がこんなにもいて嬉しい。文章は読まれて初めて完成するから。いつもありがとうございます☺

          【うつになった大学生】    季節を喜ぶ。

          秋が来た。 朝家を出たわたしの前を、秋風が通り過ぎて行った。 それが嬉しくて大きく息を吸った。 季節を喜べる感情が嬉しかった。 砂を噛むような日々が終わったのだ。 今年の春は喜べなかった。 わたしの上には冬が蔓延っていて、いつまで経っても春が来なかったから、辺りの春を見てはひとり置いていかれるようで孤独だった。 でも今は違う。 夏が過ぎ、秋が来たことを喜んでいる。 季節を喜べることは、健康なことだと思う。 空を見て可愛いと思う感情も、木を見て生きていると思

          【うつになった大学生】    季節を喜ぶ。

          【うつになった大学生】    痛みを手放すのが怖い。

          母との関係に確かに悩んでいるのに、母と一緒に過ごしていると、わたしへの愛をひしひしと感じるから、それが痛い。 いっそのこと、わたしのことを滅多刺しに傷つけてくれれば、わたしは自分の痛みを抱けるのに。 わたしはどんなに傷つこうと、そのことを認められずにいる。 この愛の先に幸せがあるのだと、ここまで来ても信じている。 愛されているのに幸せじゃない、その自分の傲慢さに嫌気が差す。 けれど、それが共依存なのだと思う。 わたしはずっと、傷つきたかったのかもしれない。 確か

          【うつになった大学生】    痛みを手放すのが怖い。