【うつになった大学生】 休息じゃなくて闘病だよ。
入院して、もうすぐ2週間。
早いような遅いような。卒論を書かなければという焦りがあるが、パソコンが禁止なので何もできずにいる。
6月に行けなかった教育実習は、9月に延期するか大学院に持ち越すか、来週までに返事を決めなければならない。
何も決められる状態ではないのに、いろんなことが前に進んでいて、私だけが立ち止まっている。
その状態がとても怖い。焦燥感でいっぱいになっていく。
そんな中で、わたしには入院してから明確な病名はつけられていなかった。
最初の病院では「適応障害」の診断を受け、その次の病院では「うつ病」に進行していると言われた。
そして最後に通っていたクリニックでは、「うつ状態」とされたまま明確な病名はつけられていなかった。
それは、若い人に純粋な「うつ病」の人が少ないかららしい。(by主治医)
大抵の場合、発達障害の2次障害としての「うつ病」か「双極性障害」の2つに分けられるらしい。(by主治医)
そして、わたしは「双極性障害」である可能性が限りなく高いらしい。(by主治医)
お薬も大きく変わった。
双極性障害だから、適応障害とは全く違う。
テンションの高い躁状態と、落ち込むうつ状態の波を繰り返す病気。
これまでの環境や私の認知の歪みが原因なのだろうけど、やっぱりわたしは、適応障害になんてならなければ、こうはならなかったんじゃないかと思わずにいられない。
双極性障害は多くの場合一生薬を飲み続けてコントロールしなければならないと聞く。
このわたしらしくないわたしで一生いなければならないんじゃないかという恐怖を感じる。
これまで頑張ってきたのは躁状態だっただけなのかもしれないと思うと、あれは何だったのだろうという気持ちになるし、元気になっても、次またいつうつの波がやってくるかとヒヤヒヤしながら生きていかなければならないと思うと生きていくことに絶望する。
わたしはこの漠然とした希死念慮を抱えながら生きていかなければならないのだ。
そしてその濃度が濃くなるたびに、必死にこの世界にしがみつかなければならない。
来年のことは何も考えていないし、何も考えられない。今目の前のことで精一杯すぎる。
それでいて、心配すぎて焦る。
お金も時間もない。これ以上親に甘えたくない。
私はどうしたらいいのだろう。
ひとつ忘れてはならないことは、わたしが今していることは休息なんかではなく、闘病だということ。
休んでばかりで何もしていないような気になるけれど、ちゃんと何かはしているはずだと自分に言い聞かせる。
入院してから2週間になるというのに、まだまだ何もしないことを許容するのが下手くそだなぁと思いつつ、何もできない病院の中でひたすら本を読んで詩を書いている。
それでいい、それでいい、と心の中でつぶやきながら、調子のいい日が続いていることに安堵しているところ。
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