【うつになった大学生】 言葉との邂逅
退院しました!!!
入院期間4ヶ月。
よく頑張った!
なんだかんだ楽しくもあり、辛くもあった入院生活。
本当にたくさんの人にお世話になった。
1番はやっぱり先生と看護師さんかな。
たくさん話しを聞いてもらった。
こんなにも自分の話を聞いてもらうことなんて、これから先の人生もうないかもしれない。
わたしはあまり人の言葉に左右されない。
それは強さでもあり弱さでもある。
そして頑固さでもある。
他人に何を言われても、その場では納得できないことが多い。
ゆっくり咀嚼して、納得して、文章にして、反省したり実感を持ったりする。
わたしはそうすることでしか人の言葉を受け入れられないのだと思う。
そういう自分が嫌いじゃない。
「わたしの言葉なんて届いてないような気がしてた」と看護師さんに言われた。
わたしは誰よりも言葉を大切にして生きているから、どんな人のどんな言葉も無碍にしたくないと思っている。
だからきっと、今のわたしには分からなくても、わたしがその言葉を忘れない限り、いつかわたしに届くのだ。それは必ず。
その言葉を受け取るには、わたしはまだ足りないのだと思う。
知識も経験も痛みも安らぎも、いろんなものが足りていない。
これから先の人生で、波に揺られながら、いろんなことを経験していく中で、いつかふとその言葉たちを思い出すのだと思う。
それは誰かと話しているときかもしれないし、本を読んでいるときかもしれない、ひとりで物思いにふけっているときかもしれない。
わたしはその瞬間を心待ちにしている。
それはわたしが成長する瞬間だから。
きっとその出会いの先には、まだわたしの知らない世界が広がっているのだ。
まだ見ぬそれを渇望しながら、わたしは言葉を集め続けている。
だから、今のわたしには届かなくとも、わたしのことを想って投げかけてくれた言葉は、わたしが絶対に無駄にしないと約束する。
それがその人への敬意でもあるから。
それほど、わたしの人生は言葉によって支えられてきた。
色んな人の色んな言葉がわたしを造っている。
それが嬉しくてたまらない。
わたしは幸せな人間だと思う。
これほどまでに考え、言葉を紡げるのは、わたしが神様からもらった恵みだと思っている。
だから、それを抱きしめながら、今日は眠ろう。
そして、これからは、いやこれからも、ちゃんと胸踊る毎日を積み重ねていく。
言葉を紡いでいく。
そうやって幸せになる。
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