【見て見ぬふりの子育て】子どもの“ズルさ”を許容しましょう!397日目
◇子どものズルさを許容しましょう!
子どものズルさを見つけた時、皆さんならどのように対応されますか?
例えば、学校の宿題をただ単に答えを丸写しにしている姿を見たとして、、、
・叱る
・一緒にやる
・見なかったことにする
様々なことが考えられるかと思います。
私のおススメは、見て見ぬふりをする。という事です。
もちろん、倫理的に反することや法に触れることはしっかりと向き合うことが必要ですが。
本日は、このように子どものズルさを見た時に、なぜ見て見ぬ振りが良いのか。という事をお話させていただきますね。
結論は、ズルさは柔軟性が磨かれる。ということにあります。
◇完璧主義は心身ともに疲れてしまう
ルールを守ることや、言われたことを実直にこなすことはとても大切な事です。
しかし、常日頃、守らなければならない事を100%を意識していたら、かなり神経を使いますよね。
大人でも、正直、「ここはいっか。」と抜いたり、サボりを適宜挟むことで日常生活を過ごしていますよね。
でも、子どもたちの中には、完璧主義が故に学校生活などで苦しんでいる子が多いんです。
これは、全てが親御さんの責任ではないのですが、親御さんが完璧主義を知らず知らずのうちに落とし込んでしまっていることがあるのです。
先ほどの宿題の件にしても、日常生活においても、「しっかりやりなさい!
!」等と子どもに完璧を求めてしまっているケースを多く見てきました。
子どもの中でも、受け流すことが上手な子もいるのですが、多くの子どもは親の影響を強く受けますので、「しっかりしなさい!」と言われれば、「しっかりしなければ、、」と思う子どもが多いのです。
ですので、親御さんとして、しつけや子育ての一環で、厳しく見ることも重要ですが、どこかでしっかりと抜きどころを子どもが覚えられるような対応が重要となります。
それこそが、子どものずるさを見て見ぬふり。ということになります。
◇子どものズルさは柔軟さを育む
子どもの嘘や、ズルさって大人から見るとバレバレなことが多かったりしますよね。
そもそも、何のために子どもをはじめとした人間はズルをすると思いますか?
一言でいえば、自分を楽にするためです。
宿題の答えを移すのも、考えるや作業の大変さから解放されるためですし、楽に終わらせたいからですよね。
確かに、考えることは重要な事なので、時には、考えることの大切さをお話することも良いと思いますが。
ただ、楽をすることって非常に重要ですよね。
・どうやったらこの作業を楽に終わらせられるか
・どうやったらこの流れを楽にすることができるだろうか
これらの発想は社会人になってからも重要です。
全てに全力投球なんかしてしまったら身も心も持ちませんよね。
だからこそ、子どものズルさをある程度見て見ぬふりすることで、その能力を伸ばしてあげる事にも繋がります。
例え、子どものズルがバレてしまって怒られたとしたら、それは子どもの責任ですし、「このズルさは通用しないんだ。」という学びにもなります。
私も小学校の時に、塾をサボったことがバレたのですが、その時についた嘘は人を傷つける可能性がある。と感じ、それ以降、その嘘はつかない様に幼心ながら学びました。
子どもも、楽をするということで、自分の身を守ろうと必死になることからズルをしたり、嘘をついたりします。
ここで、親を中心とした大人ができることは、子どもが不適切な方向に行かないように、共に改善案を考えてあげることです。
ズルをしない。ということではなく、どうしたら楽にできるのか。はたまた、取り組むメリットを考えられるか。という点を共に考えてあげましょう。
宿題の答えの丸写しがバレた子どもに対して、ただ叱るのではなく、その意図を聴いた上で、どうやったら楽に宿題をこなせるのか。それとも、宿題を取り組む意味やメリットを共に考えてあげると良いですね!
きっと、皆さんも育つ過程でズルをしたことは必ずあるはずです。だからこそ、子どものズルさも許容してあげてくださいね。
その上で、どうすればもっと上手くできるかを共に考えられる味方でいてあげてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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