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行政書士試験

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行政書士試験に関する記事をまとめたものです。
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記事一覧

R5の行政書士試験の結果を受けた感想と私の行政書士試験のnote記事について。

2024.1.31に行政書士試験の合格発表がありました。 合格率13.98%で合格者数6571人でした。 過去10年で比較しても、合格者人数では最も多く、合格率では2番目に高くなっています。 それゆえに、180点手前に高い壁が出現し、170点台でもなかなか合格できない状況が作られていると思っていました。 その前提をもとにした考えが以下の記事です。 が、R5の状況をみていると、この180点前に立ちふさがる壁がなくなった(かなり低くなった)ように感じます。 行政書士試

行政書士試験に不合格になってしまったときの自己分析の仕方。

~~2024.2.2追記~~ ただ、当たり前ですがR6も、同様の合格率、合格者数が継続されるのか?はわかりません。 「基本を大事」にしつつ、難易度が難化しても良いように対策しておく方が無難と私は考えています。 ~~以上追記終了~~ 行政書士試験は、一部の人から簡単な試験と揶揄されますが、実際に受験した経験をもつ私からすれば十分に難しい試験です。 簡単ではありません。 合格率が15%超の宅建試験までであれば、勉強時間のゴリ押しや過去問丸暗記作戦は、原則、通用しやすい

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【初学者向け】行政書士試験を勉強する上で知っておくと良いこと。

一般的に行政書士試験は合格率約10%で難関資格に分類されます。 が、600時間~800時間で合格に必要な勉強目安となっており、多少がんばれば1年で十分合格に届くんじゃねえ?と思える試験でもあります。 さらにネットで調べると、 みたいな短期で1発合格した体験記がゴロゴロ見つかります。 これらを行政書士試験前に情報収集し総合すると、ソコソコ座学での勉強に自信がある人なら、比較的簡単に合格できるだろうと判断すると思います。 たしかに何年も不合格になる人はいるけど、「私なら

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【行政書士試験】記述点数の予想はできるのでは?ブラックボックスであるけど。

記述の採点はブラックボックスで予想不能と思っている人はいないでしょうか? 過去で、大手予備校で採点したもらった点数と本試験点数が大きく異なっているのをみて、そう思う人もいるでしょう。 そこそこ正解っぽいことが書けているのに、思ったよりも点数がない場合にも、そう思いやすいでしょう。 果たして本当でしょうか? 記述の採点はブラックボックスで予想不能と思ってしまう弊害 行政書士試験では採点基準は公開されないために、厳密で正確な採点をすることは、採点している試験センター以外

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【行政書士試験】R3でLECの6回の公開模試でどれくらいの点数だった?

行政書士試験でLECの模試を受講する人は多いと思います。 「模試はあくまで模試で本試験にあらず」とは言われていますが、気になるし、気にするのが人間です。 そのため、実際に私がR3にLEC模試6回をうけた結果と、本試験の結果をまとめたものをご紹介しておきます。 何かしらの参考になれば幸いです。 ※模試の記述・一般知識の点数は割引いて考えた方が無難。 自己採点を厳しめにやっている方であれば、気が付くと思いますが、模試の記述の採点は甘い傾向です。 その甘い採点により記述

【行政書士試験】模試で「重要度が低い問題」を瞬時に見分けられる訓練をすべし。(と私は思う)

※あくまで私はそうしていたという体験談です。全員にあてはまるものでもありません。必要に応じて参考にしようくらいのスタンスで読んでいただければ幸いです。 行政書士試験の模試を受けると、LECさんなどは、問題の重要度において「A」「B」「C」みたいにランク分けがされています。 受験生は、重要度の高い「A」の問題が正解できているか?を重視し、間違えていた場合は、優先的に復習すると思います。 がそこから一段階、勉強が進んだときには、わざわざ回答をみて問題の重要度のランクを確認す

行政書士試験:本試験170点台不合格は「全然惜しくない」と思った方が「合格確率が高くなる」という話。

~~2024.2.2 加筆~~ ただ、当たり前ですがR6も、同様の合格率、合格者数が継続されるのか?はわかりません。 「基本を大事」にしつつ、難易度が難化しても良いように対策しておく方が無難と私は考えています。 ~~2024.2.2 加筆終わり~~ ※以下記事はあくまで私が個人的にそう思っているという話です。 多く人が勘違いしやすいであろう若干耳の痛い話ですが、リベンジ組にとっては値千金になるであろうと私が思っている話をご紹介させていただきます。 リベンジ組はそこ

行政書士試験で私が思う模試の効果的な使い方。

行政書士試験で公開模試が開始される時期になりました。 そこで私が思う効果的に模試の使い方をご紹介させていただきます。気になる方は読み進めてください。 個人的には、模試は上手く使うとかなり有利に戦えるようになると思っています。(※あくまで「私は」です。) 模試は模試を受けた時点の自分の実力が数字として客観的にわかってしまいます。それゆえに現実を直視したくない場合は、なんやかんや理由をつけて模試を受けることを避けがちです。 必死に勉強したつもりでも点数がとれていなければシ

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来年(R6)から行政書士試験の出題内容に行政書士法が加わる可能性があるみたい。

2023(R5).6.27に総務省より「行政書士試験の試行に関する定め」の改正案が作成されました。 実際のページを見たい方は下記参照。 端的に言うと出題される問題に行政書士法などの各種法令が加わる予定のようです。 総務省のスタンスとしては、試験の内容・範囲は変わるものでないとしています。 行政書士法以外の各種関係法令とは、「戸籍法」「住民基本台帳法」あたりのようです。一方で受験生泣かせで勉強しずらいことで悪名高い政治・経済・社会は文字としては削除されています。 20

行政書士試験で肢別過去問集を回転させること「だけ」で合格できるか?

※以下の記事はあくまで個人的にそう思っているという私見です。考え方は人それぞれです。一意見として読み流してください。 本題に行く前に簡単な自己紹介をさせていただきます。 詳細な自己紹介を知りたい方がいらっしゃれば下記を参照ください。 私はR2に行政書士試験を初受験しました。 予備校の約17万する合格率60%越えを高らかに謳う講座を受講して、勉強時間にして1200時間~を費やしましたが惜しくも何ともない不合格となりました。 そのときの不合格体験記は以下で詳しく書いてい

資格試験において早めの公開模試を本試験のつもりで本気で受けるメリット。

私は行政書士試験の合格体験記を書いていますが、合格している状態である意味で高見から勉強法を論じるのがズルいなと思い始めた今日この頃です。 ↓これがその合格体験記です。 私の合格体験記の特徴は、多く人が書くであろう「〇〇すれば〇〇か月で合格する!」という類のものではありません。 資格試験においては点数に結びつく勉強をしないといくら勉強しても無駄になりやすいため、以下の私が経験した方法をご紹介します。 というのも、人には前提知識・経験の有無の違いがあるため、「〇〇すれば〇

【行政書士試験】勉強すれども点数がイマイチ伸びない方へ!「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」のご紹介。

行政書士は簡単だ!という雰囲気がネット上にあふれています。 加えて、1発合格者が短期で合格された方々が声高々に情報発信しているたため、簡単に合格できそうな雰囲気が醸成されています。 が実際に受験を経験してみると、決して簡単ではないと感じると思います。 むしろ難しいのではないか?と感じます。 一応、私は1997年に慶応義塾大学に公立高校から一般受験で合格し、2001年に卒業しています。しかも看板学部の経済学部です。 私のプロフィールはブログで書いています。 多少なり

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行政書士試験の記述の効率的な勉強をするために知っておいた方が良いこと・やっておいた方が良いこと。

私は行政書士試験にR2に不合格になり、R3に合格になりました。そこで経験したことをシェアできればと思って書いています。 勉強時間は2年間で累計で2500時間~やりました。 短期1発合格する方がいる中では、かなり非効率に勉強してきたという自覚があります。 それゆえに、他の人にはない角度から試験について考えることができると思っているので参考になれば幸いです。 1年目(R2)は17万するアガルートさんの入門総合カリキュラムを受講して、1200時間~で臨みましたが惜しくもない

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【行政書士試験】「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」を約4000文字加筆。

私はR2に行政書士試験に不合格になり、翌年のR3に行政書士試験に合格できました。 R2に行政書士試験は、無策でも勉強時間に任せてゴリゴリ勉強していれば合格するだろうと高をくくり本試験に突入した結果、1200時間以上も勉強したのに152点という大敗で不合格になりました。 ボクシングで言えば、相手をナメテ、ノーガードで顔を出して挑発(ナメプ)したら、モロにストレートを食らってKOされたみたいな悲惨な結果となりました。 具体的にどんな間違った勉強をしたか?は以下で書いています