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【初学者向け】行政書士試験を勉強する上で知っておくと良いこと。

※この記事はあくまで「私」はそう思うという一意見です。


一般的に行政書士試験は合格率約10%で難関資格に分類されます。


が、600時間~800時間で合格に必要な勉強目安となっており、多少がんばれば1年で十分合格に届くんじゃねえ?と思える試験でもあります。


さらにネットで調べると、

・150時間で合格した
・3か月で合格した
・肢別過去問集を10回以上回転させれば合格

みたいな短期で1発合格した体験記がゴロゴロ見つかります。


これらを行政書士試験前に情報収集し総合すると、ソコソコ座学での勉強に自信がある人なら、比較的簡単に合格できるだろうと判断すると思います。


たしかに何年も不合格になる人はいるけど、「私なら大丈夫だろう」と思うわけです。


が、実際はそのように判断してしまうと、行政書士試験の難易度を見誤る可能性があるので注意が必要です。


ちなみに、私は難関大学とされる慶応大学の看板学部である経済学部に一般受験をして合格しています。1997年入学です。


たぶん一般的には比較的に勉強はできる方に入るのではないでしょうか?


そのうえで、行政書士試験を受験するとして上記の情報を収集したときの私の判断は「超余裕で合格できる」ということでした。


年間600~800時間勉強するのは全く問題なく、少なく見積もっても1000時間以上は勉強できる予定だったからです。


要するに「舐めプ」をしたわけです。


・実際は1200時間以上勉強しました。
・加えて、独学ではなく、受講合格率が60%超と宣伝するある予備校さんの講座も受講しました。

が特段に試行錯誤することになく、ある意味で

・思考停止で勉強時間のゴリ押しと、
・なんの工夫もなく予備校の講座をやるだけでも

余裕で合格できるだろうと「舐めプ」をしたわけです。


そのうえで、初めてR2に行政書士試験を受験しました。

その結果は152点という惜しくも何ともない完全実力不足で不合格になりました。

R2の本試験の結果


あれ?話が違くねえ?と思ったのがその当時の心境です。

600~800時間が合格に必要な勉強目安じゃないの?
そもそもがこの前提が違くねえ?と思いました。(※あくまで私はです)



完全に勉強開始する前の行政書士試験の難易度設定を間違っていたことに気が付きました。

合格率が高いという予備校の講座を取って、1200時間以上勉強して本試験に臨んだのに、152点という低得点だったからです。


もし170~178点などの、もう少しっぽい点数で不合格になったのであればギリ納得できなくもなかったですが、結果は惜しくもなんともありませんでした。


現在は資格試験をソコソコ受験しているので、合格率と資格試験の難易度をある程度理解できています。

が、当時の私は、初めて資格試験を受けるくらいでした。

その経験不足もあり、ネット上で行政書士は簡単だ的な情報も多いことから、それを真に受け、行政書士試験を簡単な試験であると誤認したことが不合格の原因の一つだと思っています。


その後、不合格を経て、なんでそんなことになったのか?何をすれば良いか?を徹底的に分析することで、翌年のR3には合格することができました。


が、ガチに分析して合格を取りに行ったR3においても、ブッチギリで合格点を上回る250点などを取れているわけでもありません。

R3の合格点


というわけで、私の経験より、言いたいのは、行政書士試験は、結構難しいので楽観しない方が良いということです。


以下では、

・行政書士試験を受験する上で知っておくと良いこと①
・行政書士試験を受験する上で知っておくと良いこと②
・宅建合格者が気を付けるべき:行政書士試験の難易度の違いとは?

などを私の実体験よりご紹介させていただきたいと思います。
(お約束はできませんが、不定期で加筆していく予定です)


なかには、簡単に合格できる人も一定数いるでしょう。
がそういう人の思ったより簡単だったことによって受けるダメージは軽微でしょう。


それよりも、難易度設定を見誤って、何年も不合格になる方がダメージが甚大に思っています。

ゆえに、用心しておいても損はないと思っています。
その一助になればと記事を書いています。



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