漢方が苦手な薬剤師,薬膳に挑戦。~薬膳で免疫力アップを目指す!!~
こんにちは。
先日、緊急事態宣言の延長が決まりましたね。
コロナの感染者数はだんだんと減少してきてはいますが、まだまだ油断を許さない状況であるのは変わりないと思われます。
私は薬剤師という仕事をしていますので、おそらく医療従事者枠でワクチンを打つことになると思います。
でもワクチンを打ったからと言って、絶対に感染しないとは変わりません。
やはり自己免疫力を高め、感染しにくい体を作らなければ!!と思います。
色々と考えたのですが、『薬膳』に挑戦しようと思います。
『薬膳』って聞いたことありますか?
ここでは、薬膳とは何か、なぜ挑戦しようと思ったのかについてお話したいと思います。
1.薬膳とは?
薬膳と聞くとなにやら難しいような感じがしますよね。
薬膳とは漢方の一つです。
漢方というと、あの苦ーい粉の薬ではないかと思われるかもしれません。
もちろんそうなんですが、漢方というのは東洋医学のことなんです。
その中で、生薬を使った薬のことを『漢方薬』と呼ぶんです。
漢方の反対は、蘭方、西洋医学です。
この漢方には、『食養生』と言って、病気の予防や、病気になった場合の症状の緩和や体質改善を、食事によって行うとう考え方があります。
『医食同源(薬食同源)』という言葉は、誰しも聞いたことがあるのではないでしょうか?
食事も医療も、もともとは同じもので、健康維持にのために大切なもの。
薬膳とは『医食同源(薬食同源)』の考えから、季節や食べる人の体調に合わせて、食材や生薬を組み合わせた料理のことです。
2.なぜ薬膳なのか。
ではなぜ薬膳を学ぼうと思ったのか?
それはコロナだけがきっかけではありません。
私は薬剤師です。
でも西洋医学側の人間で、漢方には全く興味のない薬剤師でした。
そして旦那さんは鍼灸師です。
当然、旦那さんは東洋医学に詳しいです。
でも話を聞いても、私にはさっぱりわからない領域でした。
そんな私に5年前、突然胃がんがみつかったんです。
幸いステージⅠaという極初期であったため、切除した後は抗がん剤治療もなく今に至っています。
がしかし、私は身内に癌で亡くなった方が多く、遺伝的に癌になりやすいのではないかと思っています。
なので今後また癌ができないとは言い切れません。
今後、癌にならないために何ができるのかと考えたときに、「東洋医学っていいんじゃない?」と思ったんです。
「体質を改善し、免疫力をあげ、癌になりにくい体になりたい」と思いました。
やはり薬剤師なので、漢方薬を学ぼうかとも思ったんですが、仕事であまりかかわることもなく、独学で学ぶもはかなりの難しかったのでそのままになっていました。
そこに昨年来のコロナ禍です。
感染症から身を守る手段の1つとして免疫力の向上も必要なのではないかと考えたとき、やはり漢方の勉強がしたいと思ったんです。
でもやっぱり難しい。
通信講座はお金がかかる・・・。
あきらめかけていました。
そうしたら最近、家の本棚に薬膳の本を見つけました。
旦那さんが、研修会の時に買ってきたものでした。
買ってきたのに開かれることなく本棚に収まっていたものです。
「これいいんじゃない?作ってみようかな?」というわけで、今回の挑戦に至った訳です。
3.薬膳の食材って手に入りにくいんじゃない?
この旦那さんの買ってきた本は、ある大学病院の漢方の先生が書かれたものです。結構テレビとかにも出ている先生です。
大学病院の薬膳とか、難しそうだと思ったのですが、ちょっと読んでみたところ、比較的わかりやすく、食材もスーパーで手に入りそうなものが多かったんです。
まあ、中にはどこで手に入れればいいのかわからないようなものもありましたが・・・。
と言う訳で、ネット販売などを利用しながら、出来る限り食材を集めて挑戦してみたいと思います。
4.いざ挑戦!
と言う訳で、これから実際に薬膳ごはんを作ってみて、その感想などをご報告させていただきたいと思います。
作ったメニューやその間に勉強して得た薬膳の知識などなど、いろいろ書いてみたいと思っていますので、ご興味のある方は今後ともよろしくお願いいたします。
とりあえず食材の手に入るものから順番に挑戦していこうと思います。
まず初めは『疲れ(慢性疲労)』に効く薬膳レシピからスタートしたいと思います。
目次には
・三食豆のリゾット
・豚バラときのこのフォー
・かぼちゃのスペイン風オムレツ
・鶏肉とにんにくのスープ
と載っていますので、食材が調達出来たものからご紹介していきたいと思っています。
ご興味を持っていただけましたらうれしいです。
こうご期待。よろしくお願いいたします。
それではまた!