■終わったあとの私的雑感:検印本ありました!
■終わったあとの私的雑感:検印本ありました!
アフタートークとして「検印本」の話になりました。
そもそも私が「昔は本の最後に判子とぴらぴらの薄い紙が貼り付けてましたよね?あれは何ですか」と、いう質問をしたからなのですが。
その質問を、迎え討つは本の仕事に携わっていたお二人。
昔の「文字を拾う」作業をしていた頃、本の編集作業について色々お話くださいました。
この、文字を拾うということも私にとっては実感が伴わない言葉。
なんともピンと来ない独特の言い回しをされていたのです。
これは、実際に身体を使った本作りをしていた人だからこそ出てきた言葉なのだろうと思います。
活版印刷では活字拾いという言葉も使われたいたようです。
文字を一文字ずつ棚から選んでいく。まさに拾う作業。
しかし、同じ言葉なのですが、文字を拾う作業には他にもあったそうなのです。
その経験は今では実際に体験すること難しく、また当たり前の流れ作業の一部だったので文章として残すこともあまりなかろうかと。
伝聞としてならば、昔の懐かしい思い出話として受け継がれていくのではなかろうか、とお話を聞いていました。
ですので、恐らく一年後くらいに、私はこの話を嬉々として誰かに話していそう。最悪は、話してくださった御本人にこの話していそう。
伝聞由のあるあるですね。
これらの話の詳細はライブ配信を聞かれた人だけに。
もしよろしければ一度聞きにお越しください。
※clubhouse配信です。
そして私の本棚の検印本はこちら。(写真)
処分した本の中にも検印された本があったな、と薄目で懐かしく。
否、手放した後悔もあり。
ひょんな話から本にまつわるあれこれ懐古する時間となりました。
おしまい。
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