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Bon Jovi体験記Vol.5、初夏の横浜スタジアムで感じた一体感(思い出しライブレビュー)

1996年の初夏の頃

横浜スタジアムでボン・ジョヴィのライブに参戦いたしました。

横浜に来て最初の頃は、どうも出不精になってしまっていました。部活をやっていたので遠征や合宿などで忙しかったということもありますが、それ以前に渋谷や横浜の繁華街が怖かったんですよね。人混みに圧倒されていましたし、キレイとはいいがたい街並みにもまた、強烈な嫌悪感があったのを覚えています。

そんな状況が重なり合って、なかなか東京・横浜という町自体を楽しむことができていませんでした。

1年が経ち、やっとその雰囲気に慣れてきた頃。当時もっとも好きだったオジー・オズボーンというアーチストのライブに参戦。ここからライブ歴がスタートします。

そして何度目かのライブがボン・ジョヴィと相成ったのでした。

当時はスマホもyoutubeもないわけですので、映像はVHSで見るしかない。1-2本持っていたVHSでライブの感覚を味わうのが関の山。そんな風に映像をみて、ライブの場の想像を巡らせておりました。

ボン・ジョヴィの音楽性は当時すでに、ハードロックバンドから、「一般的、普遍的なロックバンド」になりかけていましたので、見るべきポイントはギターなど演奏のテクニックではなく、ジョンのボーカルだろうと思っていました。その思惑は大きく良い方向に裏切られることになるのですが。

夕方の横浜スタジアム

さて、ライブ当日。夕方の横浜スタジアム。

徐々に陽が落ちていこうとするその時。ステージ上でブラスバンドの演奏が始まりました。聞くところによると、横浜市内の高校のブラスバンド部だったそうで、彼ら彼女らにとっては、ものすごい思い出になったんでしょうね。こういう風な演出ができるのがボン・ジョヴィすごいところ。

ブラスバンドの演奏は、徐々にメロディを帯びてきて、ボン・ジョヴィファンならだれでも知っているあの曲の前奏につながっていきます。

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