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フー流シネノート

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小学校3年生から60年におよぶ映画ファン。非常にかたよった個人的な嗜好を記録した自分自身のためのシネノートです。
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記事一覧

トラック野郎・故郷特急便:移動する解放区

トラック野郎・故郷特急便 1979年 日本映画 フー流独断的評価:☆☆☆☆ 『トラック野郎』の…

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M★A★S★H マッシュ:戦争の無意味さを描いた傑作

M★A★S★H マッシュ 1970年 アメリカ映画 原題:M*A*S*H フー流独断的評価:☆☆☆☆ 『マ…

いまを生きる:詩神が降臨する瞬間

いまを生きる 1989年 アメリカ映画 原題:Dead Poets Society フー流独断的評価:☆☆☆☆ …

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新撰組:絶滅した男の顔

新撰組 1969年 日本映画 フー流独断的評価:☆☆☆ 新撰組局長近藤勇、死の直前の写真である…

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望郷:ジャン・ギャバンの背中がすべてを語っている

望郷 1937年 フランス映画 原題:Pépé le Moko(ぺぺ・ル・モコ) フー流独断的評価:☆☆…

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飢餓海峡:犯罪を見つめる優しく悲しい眼差し

飢餓海峡 1965年 日本映画 フー流独断的評価:☆☆☆☆ 戦後日本が内包してきた様々な社会…

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イングリッシュ・ペイシャント:身勝手に生きることが人間の解放区だ

イングリシュ・ペイシェント 1996年 アメリカ映画 原題:The English Patient フー流独断的評価:☆☆☆ 砂漠を舞台にした映画と言えば『アラビアのロレンス』がまず頭に浮かぶが、砂漠の美しさという意味では『イングリッシュ・ペイシャント』に登場する低空飛行の飛行機から空中撮影されたサハラ砂漠には格別の趣きがある。エロティックな曲線は、女体を髣髴とさせる。その美しさゆえに、中東、北アフリカ地帯は、西欧列強に蹂躙され続けたのではないだろうか。 『イングリッ

ゲッベルスと私:70年間の精神活動の証左

ゲッベルスと私 2016年 オーストリア映画 原題:A German Life フー流独断的評価:☆☆☆ 2…

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まむしの兄弟:権力には背を向けろ、警察にも犯罪組織にも

懲役太郎 まむしの兄弟 1971年 日本映画 フー流独断的評価:☆☆☆ チンピラと書いて、ヤン…

テルマ&ルイーズ:虚無の時代を疾走するジャズ・セッション

テルマ&ルイーズ 1991年 アメリカ映画 原題:Thelma and Louise フー流独断的評価:☆☆☆ …

裂けた鉤十字:ヨーロッパ映画の矜持を示した名優二人

裂けた鉤十字 1973年 イタリア/フランス合作映画 原題:RAPPRESAGLIA(報復) フー流独断的…

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青春デンデケデケデケ:祝祭はつねに静謐である

青春デンデケデケデケ 1992年 日本映画 フー流独断的評価:☆☆☆ ベンチャーズのライブ映…

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エビータ:エビータとマドンナの不思議な符合

エビータ 1996年 アメリカ映画 原題:Evita フー流独断的評価:☆☆☆☆☆ 『エビータ』は、…

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太陽を盗んだ男:我々は映画の神様の怒りに触れたのか

太陽を盗んだ男 1979年 日本映画 フー流独断的評価:☆☆☆ 映画の神様は、長谷川和彦という才能あふれる映画監督に生涯で二本しか映画を撮らせてくれなかった。その二本とは、『青春の殺人者』と『太陽を盗んだ男』のことである。 映画の神様は、つくづく残酷だと思う。長谷川の才能は抜きんでている。二本の映画はいずれも、キネマ旬報のその年のベスト・ワン、ベスト・ツーにランキングされている。その長谷川をして、三十歳代の前半にこの二本の映画を撮った後、古希を過ぎる今日まで映画を撮らせ