今日のおすすめの一冊は、小林弘幸氏の『「ゆっくり動く」と人生が変わる』(PHP文庫)です。その中から『日本文化の神髄は「ゆっくり」』という題でブログを書きました。
本書の中に「一瞬で人生を変える鍵は何ですか?」という興味深い文章がありました。
座禅には、数息観(すうそくかん)という自分の息を数える方法があります。 吐く息だけを、「ひとーつ」とゆっくり数える方法が一般的ですが、吐く息と吸う息の両方を数える方法もあります。
つまり、ゆっくり数えることによって、呼吸を整えるということです。 そして、意識を呼吸に向けることにより雑念が生じにくくなるわけです。 これは動禅(動く禅)と言われる太極拳でも同じです。動作をゆっくりとすることにより、呼吸が整い、気もめぐるようになります。
「腹が立ったら、自分の息をゆっくり数えてみる」という方法と同じです。 雑念(怒りや、イライラ)から、意識を呼吸に向けるということ。 日頃の動作を、丁寧に、ゆっくりとを心がけたいと思います。
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