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読書からの学び

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50代の自分がキャリアを考える上で、読書からの気付き、学びを抽象化しながらメモしています。
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#読書メモ

2023年、読書から学んだこと

2023年、皆さんはどのぐらい読書をしましたか。 私は、キャリアを考える際に参考になった本をnoteに書き留めています。 今年は14本をnoteに書いていました。 私が印象に残った5冊をシェアしますね。 ■DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール「人生で一番大切なこと」をスパーッと教えてくれた本で、友人・知人からも沢山のご意見をいただきました。 モノではなく、経験・体験こそが、価値になるのです。 ■人生後半、上手にくだる私の人生、まだまだこれから!

パックンに同感。自分のやりたい仕事に集中したい

いつまでも働きたい。 なぜ私はそう思うのか。 これまでも何度か書いてきました。 パックンこと、パトリック・ハーランさん著「無理なく貯めて賢く増やす パックン式お金の育て方」を読みました。 無理なく貯めて賢く増やす!という内容ですが、パックンが働くことについて書かれていたことに共感しました。 定年後にも働きたい!と思う私の気持ちと一緒かなー、と思うのです。 「もう会社では十分やりきったからのんびりしたい」 という声を聞くこともありますが、毎日のんびり本当にしたいのだろう

50代こそ「私の人生、まだまだこれからかも!」と信じ続ける

ミドル世代になっても、誕生日が嬉しい! と言い切れるのは羨ましいです。 歳や経験を重ねて重ねることで、 心が豊かになる と思えたら幸せだと思いませんか。 「人生後半、上手くくだる」(一田憲子著、小学館)を読んで、一田さんに共感することが多く、一度お会いしてみたいなーと感じました。 ■すべてを肯定するこの考え方は、とても素敵だと思いました。 ネガティブに考えても何も始まりません。 歳を重ねることを受け入れて、前向きに進んでいこうという気持ちが大事なんだと思うのです。 す

そうか!脳の疲れはマルチタスクだったのか

これまでマルチタスクが得意だと思っていました。 エクセルのタスク表や手帳へのちょっとしたメモを使って、あれもこれもバランスよく捌いてきた実感があります。 しかし、最近 脳が疲れる と思っていたんです。 「究極の疲れない脳 ~5人の名医が脳神経を徹底的に研究してわかった~」(内野勝行、櫻澤奏多、田中奏多、田中伸明、來村昌紀共著)を読んで、私にとってはマルチタスクが原因だと気付きました。 50代のミドル世代だからしょうがないのかなと思いつつ、脳の使い方、もしくは休め方がある

競争はしなくていい。豊かさを感じて働きたい

定年後、皆さんはどんな働き方をしているんだろう? そもそも働いているんだろうか? 定年後の世界を知りたくて、坂本貴志さん著「ほんとうの定年後『小さな仕事』が日本社会を救う」を読みました。 くらかけやさんが『ほんとうの定年後』読後メモで、統計データを基に定年後の実態を明らかにし、日本の社会のために定年後の人たちが担うべき仕事について説いた本と書かれていました。 ■競争に打ち勝つ働き方を諦められるのか組織で働いていると、他者と比較しないように思っていても、知らず知らずのうち

「絶対悲観主義」で自分らしさを大切にする

昨年から話題になっていた楠木健さん著「絶対悲観主義」(講談社α新書)を読みました。 実に爽快なテンポ! 後半になればなるほど、ぐっと加速して読み切りました。 年代が近いこともあって、ミドル世代での気付きをメモします。 ■自己認識に近道なし(回り道もなし)昨年、ミドル世代アップデートコミュニティでは、「自己認識」のためのワークショップをやってきました。 これまでの各人の経験やスキルを生かし、今後現業や現業以外のところで自分の力をどのように発揮していくのかを考える上で、まずは

リーダーが夢やロマンを語るには

「世襲と経営サントリー・佐治信忠の信念」(泉秀一著、文藝春秋)を読みました。 ミドル世代アップデートコミュニティの運営事務局として、気付きをメモしておきます。 ・夢やロマンを語るというのは、企業経営者にとって大事昨年、コミュニティを立ち上げて、50代であるミドル世代のキャリアに関する、不安や悩みについて、向き合ってきました。 寄り添ったり、共感することは出来ても、 コミュニティに入るとどんな良いことがあるのか を明示できなかったなあ、と反省です。 夢やロマンが語れると、

2022年読書からの学び

2022年にnoteに書いた読書メモです。 15冊について書いていました。 noteの読書メモでは、ミドル世代がモヤモヤするキャリアへの気付きがあったものを中心に書いています。それ以外の読書メモは、別途残しています。 読書でのインプットとnoteに書くアウトプットの両輪が大事だと実感する今日この頃です。 以下、印象に残っている本から記していきます。 「世界一」でなくていい。「最高の自分」と思える充実感を追い求めたい 「Dark Horse ~好きなことだけで生きる人が

「世界一」でなくていい。「最高の自分」と思える充足感を追い求めたい

ミドル世代において、「キャリアの成功」とは何でしょうか? ずーっとモヤモヤしていました。 法政大学キャリアデザイン学部教授 田中研之輔さん著「今すぐ転職を考えていない人のためのキャリア戦略」を読んだときは、 キャリアのゴールを先に伸ばしてみる。捉え方次第で、キャリア戦略は変わる! と考えたりしていました。 そんな中、SNSの知人の投稿をきっかけに、「Dark Horse ~好きなことだけで生きる人が成功する時代 (Todd Rose & Ogi Ogas著)」を読みま

キャリアのゴールややりたいことは、決めなければいけないのではなく、「見つけていくもの」である

プロティアン・キャリア有山徹さん著「今のまま働き続けていいのか 一度でも悩んだことがある人のための新しいキャリアの見つけ方 自律の時代を生きるプロティアン・キャリア戦略」を読みました。 これまでもプロティアン・キャリア関連の本を読んできました。 同本での有山さんが選ぶ言葉の解像度が非常に高く、頭の整理ができた1冊となりました。 ■キャリアプランは、“永遠のβ版”と考える プロティアン・キャリアのポイントの1つに、 変貌自在 があります。 変貌自在は、「キャリアはいつか

楽観主義で一所懸命に生きる

人は予期せぬことが起こったり、自分だけではどうにも解決ができないとわかると悲観的になります。物事を悪く悪く考えがちです。 知人のSNS投稿をきっかけに、出口治明さん著「復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる」を読みました。 衝撃的だったのは、カラダがどんな状況であろうとも、出口さんは 状況を受け入れ、その中で最善を尽くす努力 を実践されていました。この実行には脱帽しかありません。 これを支えてきたのが、 楽観的に捉える ことでした。 ■意志のある楽観主義自分に与え

自分の人生は、「自分で経営する」

「会社では中期計画や来年度の活動方針を立てるのに、自分のキャリアも同じように計画を立てて進めていますか?」 大学院入学前のセミナーに、ある講師に問い掛けられた一言です。その後、大学院に進み、自分のキャリアについて未だにずっと考え続けています。考え続けるというとずっと同じところに留まっているように思うかもしれませんが、私の頭の中ではらせん状の階段を上がっていっているイメージです。 ソニー元CEO出井信之さん著「人生の経営」を読みました。特に、「はじめに」で書かれていた「定年

運に適応すればチャンスが生まれる

「還暦からの底力 ~歴史・人・旅に学ぶ生き方~」(出口治明さん著、講談社現代新書)を読み直しました。 年齢にとらわれない生き方に、強く共感したことを覚えています。 ・好きなことをやる幸せ大学院卒業以降、読書の習慣がつくと、まさに、「人・本・旅」があれば、人生が楽しくなる!と感じます。 人との出会いも少しずつ、リアルでお会いする機会が増えてきました。 先日、大学院の仲間でのプロ野球観戦ツアーに参加しましたが、生でゲームを楽しむ臨場感、ファンからの熱い見所を聞くことで、テレビ観

踏み出す勇気があればキャリアは拓ける。読後メモ「53歳の新人」

新しいことを始める時、ワクワクしますか?ドキドキしますか? 仕事でも趣味でも、ワクワクとドキドキが入り混じりながら一歩を踏み出します。それは新しい体験でもあり、出会いでもあるからです。 「53歳の新人 NHKアナウンサーだった僕の転職」(新潮社、内多勝康さん著)では、元NHKアナウンサーが国立医療研究センター「もみじの家」ハウスマネジャーに就任された体験が書かれていました。 新しい仕事へのチャレンジとは、 という感覚かもしれませんね。 ・自分の考えや大事にしていること