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リーダーが夢やロマンを語るには
「世襲と経営サントリー・佐治信忠の信念」(泉秀一著、文藝春秋)を読みました。
ミドル世代アップデートコミュニティの運営事務局として、気付きをメモしておきます。
・夢やロマンを語るというのは、企業経営者にとって大事
長期的な視点で大きな夢を語れるところが、ファミリーカンパニーの利点でもありますね。
夢やロマンを語るというのは、企業経営者にとって大事なことです。
数字だけで夢がないと、社員もつまらないじゃないですか。だから、無理と言われたビールに挑戦した。
昨年、コミュニティを立ち上げて、50代であるミドル世代のキャリアに関する、不安や悩みについて、向き合ってきました。
寄り添ったり、共感することは出来ても、
コミュニティに入るとどんな良いことがあるのか
を明示できなかったなあ、と反省です。
夢やロマンが語れると、人はついて行きたくなるものです。
同書では、サントリーのグローバル化について、卒論での夢を実現させていくために、ニューヨークに事務所を構えることを描いていて、非常にわかりやすく、人にも伝わりやすいと感じました。
私が考える、シニア期にイキイキと楽しく過ごす世界。
美味しい料理とお酒があって、真剣にディスカッションしつつも、大笑いできる場。毎日刺激を受け続ける場。そんな場を妄想しているのかもしれません(まだまだ抽象的です)。
それが描き切れると、夢が語れるのでしょうか。
・運を引き寄せるための努力は惜しまない
最後は感覚で判断するしかありません。そういう、すごく考え抜いた末に出した結論、ジャッジの部分を「勘」と言っているんじゃないかな。
考え抜くことは本当に難しいです。考えることにゴールがありません。
しかし、確かに考え続けていると新聞記事でもアンテナのビットが立ちますし、こんな人を見つけて話を聞きたい!と思い続けていると、ふと現れることがあります。
先日もあるコミュニティで、目的の職業の方に出会うことができたので、即刻、SNSで連絡をとりました。
運だ!と感じた時は、それを取り逃すことなく、しっかりと取り込み切る姿勢も大事なのです。
・やると決めたら、徹底してやる
正解のない世界で、「やると決める」ことも難しいです。
リーダーは、考え抜いたらどっちに転んでも同じ!と思い込み、突っ込むしかないのです。
自戒を込めて、「やると決めたら、その道で徹底してやる、やりきる」ことを大切にしたいと思います。