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50代こそ「私の人生、まだまだこれからかも!」と信じ続ける
ミドル世代になっても、誕生日が嬉しい!
と言い切れるのは羨ましいです。
歳や経験を重ねて重ねることで、
心が豊かになる
と思えたら幸せだと思いませんか。
「人生後半、上手くくだる」(一田憲子著、小学館)を読んで、一田さんに共感することが多く、一度お会いしてみたいなーと感じました。
■すべてを肯定する
人は「当事者」にならないと、なかなか目の前の事実を認識することができません。もう若くない。体力が落ちる。できないことが増えてくる。そして、何より人生の残り時間が少ない。そんな50代後半になって初めて、「下る」ということを、自分ごととして考えるようになります。さらに「自分ごと」になったとき、それを「否定」ではなく「肯定」で考え始めます。「今」の状況に抗えば抗うほど、どんどん不幸のスパイラルに入っていきます。そこから抜け出すための唯一の方法が、「すべてを肯定する」ということなのだと思います。
この考え方は、とても素敵だと思いました。
ネガティブに考えても何も始まりません。
歳を重ねることを受け入れて、前向きに進んでいこうという気持ちが大事なんだと思うのです。
すべてを肯定する
から、人は一歩を踏み出すことができるのです。
■私の人生、まだまだこれからかも!と思い続ける
世の中は65歳定年というけれど、私はまだまだ働く気満々なのです。いや「働く」というよりも、「私の人生、まだまだこれからかも!」と思っているのかもしれません。人生100歳時代といわれる今、年齢の捉え方は、昔よりずいぶん違ってきているんじゃないかなあと思います。もしかしたら、私のように「まだまだ」と感じていらっしゃる方は、意外と多いんじゃないかなあ。
この「私の人生、まだまだこれからかも!」「まだまだ」の思想が一田さんとぴったりなのです。
カラダでの姿勢で言うと、お腹からぐっと引き上げるイメージ(ヨガレッスンでよく言われていました)。背筋がピーンとして、もっともっと向上していくイメージを持つことが、前向きに動き出せるコツなのかもしれません。
■自分がいいと思えばいい
「やりたいこと」を、ひとつひとつ自己決定していけば、「できた」「できなかった」という結果を、自分自身の手でコントロールできるようになります。要するに、「自分がいいと思えばいい」という世界をうまく構築すれば、もう悩まなくても、寂しくならなくてもいい、ということです。そんなわがままな生き方ができるのも、歳を重ねたからこそ。
自分がコントロールできないことに拘らないことについては、ミドル世代アップデートコミュニティでの気付きでも書いていました。
やるべきことや、やりたいことに向けられるか。
自分のやりたいことが見つかれば、手放せるものもあるのです。
■「学び」は「知りたいこと」と直結させると病みつきになる!?
大人になってからの「学び」は「知りたいこと」と直結させて始めるのがおすすめ。若い頃の学びが「机の上」だけだったのに対し、今は暮らしの延長線上にあるリアルさのなかで学ぶ・・・。そんな面白さは、一度味わうと病みつきになります。
学びの病みつきは、大学院時代に感じました。
成長し続けることは、年代に関係なく、ワクワクするものなのです。
そこそこいい歳の今からスタートして、「やりたいこと」をコンプリートできる可能性は低くなります。それでも、「やりたいこと」を思い浮かべるだけでドキドキする。そこへ向かって一歩を踏み出すだけでもワクワクする。それだけでいいんじゃないかと思うのです。
そうなんです。
ワクワクして、自分1人でウフフと思えることが幸せなのです。
■私しか知らない時間を積み重ねることを楽しむ
今まで「誰か」の目線がないとつまらないと思ってきたけれど、こんな風に心満たされる映画を見たり、本を読んだり、おいしいお茶を飲んだり、「私しか知らない時間」を積み重ねることで楽しめるかもしれない‥‥。歳をとって、少しずつ社会との接点が減り、自分でひとりで過ごす時間が多くなるとすれば、「私しか知らない」をコツコツと足し算しながら、案外ワクワクと楽しむことができるんじゃなかろうか。そう思えました。
最近、寝る前の読書が小さな幸せです。
妄想どんどんと拡げることが、成長の一助だと思うのです。
読みたい本は山ほどありますが、コツコツと読み続けることで、充足感にもつながります。そして、こうしてnoteにメモをすることで、共感を得ることもできるのです。
私の人生、まだまだこれから!なのです。