マガジンのカバー画像

written by wattle

8
運営しているクリエイター

2019年6月の記事一覧

無宗教だった俺がクリスチャンになるまで6(最終回)

無宗教だった俺がクリスチャンになるまで6(最終回)

written by wattle🌼今日は、友人の死と、教会のミサへ行った話です。

■ 友人の死俺は26歳頃、大学時代の友達で、仲良くて、一緒にゼミで勉強をしていたやつが、ちょっと連絡をしなかったうちに、進行の早いガンのため、亡くなった。
ガンにかかったことも入院したことも何も知らなかくて、ある日突然、亡くなったという報せが友達伝いにLINEで入ってきた。

俺はその時、新婚ほやほやで妻のお腹

もっとみる
無宗教だった俺がクリスチャンになるまで5

無宗教だった俺がクリスチャンになるまで5

written by wattle🌼ちょっとまた話を小学生時代に戻します。

■ おじいちゃんのこと俺のおじいちゃんは俺が生まれた頃から病気のためにほぼ寝たきりで、俺の住んでいた県の隣の隣の県に、介護をするおばあちゃんと二人で暮らしていた。そんなわけで、俺の家族は毎週末、車に乗っておじいちゃんの面倒を見に行っていた。

この週末の日々が俺に与えた影響は計り知れないものがあり、気づく限りで色々書い

もっとみる
『沈黙』のクライマックスの「踏み絵」について語ってみる

『沈黙』のクライマックスの「踏み絵」について語ってみる

written by wattle🌼今回は、友人から俺の大好きな遠藤周作『沈黙』の感想を聞く機会があったので、それについて我流クリスチャンの視点から感じたことをつらつら書き綴りたいと思います。

■ クライマックスシーンと友人の感想今日取り上げるクライマックスのシーンは、原作小説版でもスコセッシ映画版でも共通、主人公のポルトガル人宣教師ロドリゴが、長崎奉行に捕まり、拷問の果てに「踏み絵」による棄

もっとみる
『それを言葉という』

『それを言葉という』

written by wattle🌼「それを言葉という」は、amazarashiの2019年2月発表の「さよならごっこ」っていうシングルのカップリング曲で、さら〜っと聴き流して終わりそうになっていたんだけども、今は超大好きな曲の1つになってます。まだだったら是非一度聴いてみて〜。

実は俺の親戚の兄ちゃん(俺をバンドの世界に引き込んだ張本人)がカラオケの楽曲制作の仕事をしていて、その人がたまたま

もっとみる

ひろびろの内面世界

written by wattle🌼ひろびろは、自分の内面世界のイメージを「足元に小さな草花が優しく咲いている野原に、穏やかな風が吹いている世界。大きな花とか背の高い草木が生い茂っている感じではなく、足元に小さな花が沢山咲いてて、風に揺れてるような。」と説明してくれた。それに対してのコメント。

■ wattleの内面世界
俺はひろびろほど具体的な捉え方はしていないんだよね。「草花」みたいなオブ

もっとみる
amazarashiを好きになったストーリー

amazarashiを好きになったストーリー

written by wattle🌼今回は俺がamazarashiと巡り合って好きになった経緯について。

■ 中島美嘉の『僕が死のうと思ったのは』
もう4、5年くらい前だろうか、昔からカラオケが趣味の俺は、当時女性ボーカルの歌のレパートリーを増やすべくYouTubeを探していた。
その時たまたま目に留まって聞いたのが、中島美嘉の『僕が死のうと思ったのは』だった。
コレ
https://yout

もっとみる
『三原色』(詩) |wattle

『三原色』(詩) |wattle

何かとつながるとき あなたは安らぎを得る
草が 根で大地と 葉で太陽と つながるように
喜びの色は 緑

何かを失うとき あなたは小さな涙を流す
涙の泉は尽きることなく やがて静かな小川となる
哀しみの色は 青

何かを奪われたとき あなたは叫ばなければならない
生きていればこそ 血潮は真っ赤に輝くのだから
赤は 怒りの色

優しいあなたは 青と緑の絵の具を 握りしめて
皆が安らげる風景を 無心で

もっとみる