『「やりがいのある仕事」という幻想』
「仕事」って何でしょう?「やりがい」って何でしょう?
「仕事」や「やりがい」という言葉に植え付けられた価値観をぶち壊してくれる一冊です。
特に就職前の学生さんにおすすめです。が、現在働いていて、なんだかモヤモヤしている人も、自分を見つめ直すきっかけになると思います。
『本嫌いの原因は勘違いが9割』の著者である岡本さんが、自著の中で「人生の転機になった本」であると紹介されていて、気になって読みました。
一緒に学びましょう!💪
なにが幻想なのか?
以下の言葉をどう思われますか?
「当たり前のことだよね?」と、何も疑問に思わない方には、この本が自分を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
著者の言う幻想とはこの言葉たちです。
本書に書かれていることは、「30代以上の人には受け入れがたいだろう」と著者自身が言っています。
実際、40代の私も序盤で「すげー、勝手なこと言ってるな」と思いながら読んでいました。
でも、「それって自分の頭が固くなっているだけなのかも」と思いなおしながら読みました。
不安を植え付けられて就職にのぞむ
働かれているみなさん、就職活動に不安はありましたか?
これから就職のみなさん、就職活動に不安はありますか?
その不安はどこからやってきたのでしょうか?
そうです。大人たちです。自分を偉く見せるために不安をあおる人もいるでしょう。でも、その不安は幻想です。
私自身は、子どもたちに対して何も言わないタイプですね。でも、いつも疲れた顔で帰ってきたら不安にもなりますよね。実際、疲れてはいますが😅
なるべく元気(なフリ)で帰ってこようと思いました。仕事が楽しいのが一番よいのですけどね。
幻想の価値観に振り回されない
人気の大学・・・入学したい!
美男美女の結婚相手・・・ゲットしたい!
人気の企業・・・入社したい!
本当にそうですか?
「周りがそう言ってるからよいことなのだろう」と思考停止になっていませんか?
「そんな考えは捨て去って、自分にとって本当に価値があるかを考えてみよう」と著者は言います。
つきあう人を選ぶ
これはいろんな本で言われることですね。
重要なのは「私にとって」という自分目線であることです。だから「自分で選ぶ」のです。
QA集があります
すでに働いている人の「問い」が多いです(20件)。これらの問いに対して著者目線での回答がズバっと書かれています。例えばこんな感じ。
Q:休日にこころが休まらない
休日というと、休んで「何もやらない時間」をつくろうとしがちですよね。
そうではなく、もっと楽しいことを探して、それを「やる時間」をつくればよい、と答えています。
私も休日にnoteを仕上げることが多いので「やる時間」化が少しはできている気がします。
私の場合は、こんな感じです。もうちょっと行動らしい行動を増やしたいですね。
・noteを書く
・本を読む
・○○の問題集を解く
・昼寝をする ※これは「やる」と決めてやるのでOKってことにしよう😉
Q:仕事のほかに楽しみがない
という回答が印象的だったので図解してみました。
「noteを書く」「本を読む」のも種をまくきっかけになると思います。ただし、あくまで「きっかけ」です。これは種を選んだだけです。
さらに次のステップとなる行動をする。これが種をまくということだと思います。私もなかなかできないところです。
結局、「やりがい」とは何か?
やりがいは自分の中につくり、育てるもの
なるほどなぁと感じました。
「どこかにある、やりがいを探す」というように、自分の外にやりがいを探しがちですが、そうではないのですね。
そう考えると、「この仕事は○○の理由でやりがいがありますよ!」と他人が言うのはおかしな話ですね。
「確かに、あなたにとってはそうかもしれない。」「でも、私にとってのやりがいになるかどうかは私が決めます」という気持ちが大事ですね。
まとめ
ついつい周りに流されて思考停止になっているかもしれません。
「他人軸で生きていないだろうか?」と疑問を持ち、「自分軸で生きる」ことが大事なのだと感じました。
たくさんの種をまく
常識を疑い、自分軸で生きる
やりがいは自分の中につくり、育てる
本日の学びはここまで。また来てください。👋
読書期間 2021/09/10-2021/09/28
初版発行 2013/05/30
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