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『センスメイキング 本当に重要なものを見極める力』
早稲田大学大学院の入山章栄先生が推してた本なので、むか~し買って、これまた積読になっておりました。
これがね…読んでも、なんだかよくわからないんですね💦
センスメイキングとは○○です!
とはっきりくっきり書いててくれていればいいのですが、そうでもない。哲学の本を読んでいるような感覚になりました。
そんな状態ですが、アウトプットすることで自分のわからなさを見える化してみます。
一緒に学びましょう!💪
自然科学だけじゃあ、ダメ!
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なんかみんな自然科学ばっかりになってない?
そうじゃなくって、人文科学や社会科学も大事だよ!
というのが、本書の主張のひとつです。
ちなみに、自然科学とか人文科学、社会科学ってなんやねん?
って話ですが、私もちゃんと知らないのでざっくり調べると…
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分類方法もいろいろあって難しいようですが、雰囲気はつかめるのではないでしょうか?
こうして見ると、私も40代になって心理学、哲学、政治・経済・社会など、わりと人文科学・社会科学関係を学んでいることがわかりました。
センスメイキングの5原則
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この「原則」という表現も、本書の中でちらほら出てきて、「いったいどれが原則なんだ?(たぶん全部なんだろうけど…)」と思ってしまいます。
少なくともこの5原則というのはちゃんとまとまって示されていて、章のタイトルにもなっています。
①「個人」ではなく「文化」を
②「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を
③「動物園」ではなく「サバンナ」を
④「生産」ではなく「創造性」を
⑤「GPS」ではなく「北極星」を
ちょっとこの言葉だけではイメージがつかめないと思います。例えば、こんな言葉がありました。
✖ 万物の知識を身につけること(が大事なのではなく)
○ 物事の意味を見出すこと(が大事)
こう言うと、本書が何を大事にしているかのイメージがちょっとつかめてくるのではないでしょうか。
土台は「現象学」
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センスメイキングの土台となるのは、哲学の「現象学」なのだそうです。なので、哲学者のフッサールやハイデガーの話もちらほらと出てきます。
もともと哲学を少しずつ学びたかったのもあったので、現象学についてはつっこんで学んでみたいところです。
「世界」を理解する
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センスメイキングの原則(また原則…)は、「世界を理解すること」、「とり巻くエコシステムを理解すること」なんだそうです。
そのためには、対象とする世界にどっぷりと浸かって、感情・知性・精神のあらゆる面を駆使して関わる必要があります。
これはなんとなくわかります。
現代は、この「どっぷり浸かる」ことが少なくなっているような気がしますね。例えば会社にも表面的にしか関わっていなかったりしませんか?
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それでは理解できなくて当然なのかもしれない
誰もが「文脈」の中にいる
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「文脈」は、本書の頻出キーワードのひとつです。
さきほどの「世界」については、自分からどっぷり浸かる必要がありましたが、文脈はそもそもその中にいるのです。
人間の行動を理解しようとするときも、文脈を理解する必要があるわけです。これはみなさん経験があるのではないでしょうか?
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これは自分自身にも当てはまります。
現在の自分がどんな人生を送っているかで、過去の見え方も変わってくるのです。
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デザイン思考は…
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センスメイキング的には、デザイン思考はNGらしく、とにかく全否定なのです。
ちょっと笑っちゃうくらいの否定具合いなので、デザイン思考が好きな人はお気をつけください(笑)
「関心」が肝心
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「関心」をもてば、何が重要で、何がそうでないかを直観的に察知できるはずだと言います。アンテナですね。
以前アウトプットした『地頭力を鍛える』を思い出しました。
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一方、コンピューターには、「関心をもつ」という概念がありません。AIだって、こちらから依頼しないと動いてくれませんよね。
企業や組織が抱える問題の多くも「無関心」に原因があるといいます。なるほど、そうかもしれません。
我々の主人は我々自身だ
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技術に、我々の主人になってもらう筋合いはない
という言葉がありました。
ただの感覚論なのですが、
ここ最近、「技術を利用している」のではなく「技術に利用されている」感があり、この言葉には共感するところがあったのです。
みなさんはどう考えますか?
まとめ
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なんとなく理解した部分をアウトプットしてみました。
ですが、肝心の「で、結局センスメイキングって何なんですか?」という問いに私はうまく答えることができません。
ただ、これからも人文科学・社会科学の分野や、哲学においては現象学について、掘り下げて学んでみようとは思ったところです。
答え合わせじゃないけど、ほかにアウトプットしている人のnoteを読みにいってみます!💪
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
読書期間 2025/01/26-2025/02/04
初版発行 2018/11/15
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