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『死ぬときに後悔すること25』
「後悔せずに死ねるなら、その方がいいよねー😊」そんな軽い気持ちで読みました。
一緒に学びましょう!
どんな本?
終末期医療の先生が、1,000人以上の死に直面し、「みんなが死ぬ前に抱く後悔」に共通する部分が多いことに気がつきます。
その中でも、代表的な25の後悔について紹介するのが本書です。
本書を読む目的
後悔を残さないように「準備をする」。
後悔する「そのとき」になってからでは、体がもう自由に動かせないかもしれない。気力もないかもしれない。それでは遅いのです。
「これは、今やっておかないと!」という気づきを1つでも得られれば、本書を読む価値はあると思います。
読むタイミングも影響します。同じ人でも、20代、40代、60代それぞれで読んだときの受け取り方は変わってくるでしょう。
実際に私も「あ、この項目は50過ぎたら考えたいな」というのもありました。
死ぬ直前の後悔とは?
大きく分けると、①健康、②心、③生活、④人間、⑤哲学です。
それぞれの項目と、私が感じたことをお伝えします。
①健康・医療
ここでは、
1)健康、2)たばこ、3)生前意思、4)治療の意味
があげられています。
「生前意思」はちょっと早いかなと思いましたが、もう40過ぎているので「人間ドックはさすがにそろそろだな…」と感じました。
病気になったら結局お金は使います。病気によっては治療費が大金になることも。当然、体も苦しいです。
であれば、ちゃんと人間ドックを受けましょうね、というのは非常に納得でした。
②心理
ここでは、
5)やりたいこと、6)夢、7)悪事、8)感情に振り回される、9)他人へのやさしさ、10)自分が一番と疑わない
があげられています。ここは割と年代に関係なく気になる人が多いのではないでしょうか。
自分を偽って我慢を重ねる
これはもっとも健康に良くないそうです。「我慢のない人生」というのはないかもしれませんが、「我慢ばかりの人生」はイヤですよね。
○○したいなら、今すべき
よく言われることではありますが、それゆえに忘れてしまいがちでもあります。
自由に生きる
「自由に生きた人生は、皆から尊敬はされないかもしれないが、愛される。そして心地よい清涼感を残すものなのである。」
なんとなくわかりますね。まわりにいる自由奔放な方を見ていると、愛されていたり、さわやかな感じがします。
「自由に生きても、忍耐で生きても、それほど文句を言われる量は変わらない。だとしたら、自由に生きた方が自分のためである。」
たしかにそうかもしれません。
自分を取り戻す
「後悔しない生き方、それは『自分を取り戻す』ことだ。」
たしかに、いつの間にか「本当の自分を押し込んで、まわりに合わせること」が大人になることだと思っていました。
子どもと同じように、自分を体いっぱいに表現することを取り戻したら…。その私は私なのでしょうか?
夢
夢や情熱がなければ、人は単に生命を消費するだけの存在と化してしまうだろう。
人が生まれ、交配し、子孫を残す、あるいは生きるために食し、寝るのは生物としての既定路線にすぎない。それらは必ずしも人間らしい人間固有の営みとは言えない。
人が人であるように生きるということは、既定路線の生命のくびきから逸脱して、夢や希望を抱いて生きることかもしれない。
この部分は賛否あるでしょう。
私は「そのとおり(賛成)」だと思っている方です。それは、私自身がただ生きてるだけの現状に対する反抗心からかもしれません。
小さな感情に振り回されない
「大抵のことは、死ぬ前に考えたら大したことではない」。
『小さいことにくよくよするな! 』ですね。
③社会・生活
ここでは、
11)遺産、12)葬儀、13)故郷、14)おいしいもの、15)仕事優先、16)旅行
があげられています。
ここの項目は、今の私は気にしなくていいかなと感じました。でも、50歳になったら「遺産」「葬儀」については考えてみようかとも思いました。
あ、旅行は、アフターコロナで家族で行きたいです。(安価に😊)
④人間
ここでは、
17)会いたい人、18)恋愛、19)結婚、20)子を生む、21)子どもの結婚
があげられています。ここは逆に「若い人が読んだ方がいいかも」と感じましたね。私は19、20は対象外ですが、21はこれからどうなるか…です。
会いたい人には会っておく
私は、高校を卒業した土地には20年以上行っていません。帰る家があるわけでもないので。
若いころは、死ぬまで行かないんだろうなぁ~とは思っていたのですが、40過ぎたころからちょっと考えが変わりました。不思議です🙄
⑤宗教・哲学
ここでは、
22)生きた証、23)死生観、24)神仏の教え
があげられています。
ちなみに、「哲学」は学んでみたいことの一つです。
学びを残す
他者が、自分の人生から学びや気づき、そして癒しや勇気をもらうこともある。自らの後悔が減るばかりか、他人の人生の苦しみも減らしてしまうかもしれない。
自分の学びを広げるだけではなく、「まわりの人の学びも広げる」ことにも注力したいと改めて考えさせられました。
⑥ありがとう
25)愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと
最後だけは、先生の患者だった「絶対に治療を受けないガンコじいさんと、その兄弟愛の話」です。
感謝の気持ちだけでなく、「ありがとう」という言葉を伝えることは大事ですね。
まとめ
25の項目で、「気になるもの」や「準備しよう」を思ったものはあったでしょうか?
著者も言っていますが、「全部が当てはまる人はいない」と思います。私も現時点で気にしようと強く思うのは4つだけでした。
最終的に「後悔が一つもない」ということはないかもしれません。でも、後悔がないように普段から準備・行動することは大事だと改めて感じました。
5歳もしくは10歳ごとに「改めて考えてみる」というのはよいと思いました。私もそうするつもりです。
みなさんの「少しでも後悔のない人生」のために、何か参考になれば幸いです。
本日の学びはここまで。また来てください。👋
読書期間 2021/06/21-2021/07/01
初版発行 2009/05/30
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