上級心理カウンセラー資格取得講座にて学んだこと1 ~交流分析~
上級心理カウンセラーのテキストを学んでいると「カウンセラーとか関係なく日常生活で使えるじゃん」という学びが多々あります。
そのような「みんなが身につけたい学び」をアウトプットします。
今回は「交流分析」という心理療法を紹介します。
一緒に学びましょう!💪
上級心理カウンセラーってなに?
メンタル心理カウンセラーの上位に位置する資格です。
キャリカレにて講座を受けて、日本能力開発推進協会(JADP)で在宅受験して、資格を取得します。ぶっちゃけ、簡単に取れます。
大事なのは、資格よりも「学んだことをどう実生活で活かすか」ということだと考えています。
学ぶ内容は、8つの心理療法です。
①交流分析
②論理療法
③認知療法
④認知行動療法
⑤フォーカシング
⑥内観療法
⑦ソリューション・フォーカスト・アプローチ
⑧芸術療法
※メンタル心理カウンセラーでは、「来談者中心療法」を学びます。
認知療法や認知行動療法などは、聞いたことがありませんか?
中には「いや~これは私には理解できないな(合わない)」という療法もあります。でも、それはそれで「こんな考え方もあるのか」と面白いのです。
「交流分析」とは
以下の特徴があります。
①人間のコミュニケーションの問題解決に着目する
②カウンセラーからの指導的側面が強い
③古いがスタンダードな心理療法である
人の悩みのほとんどは人間関係だと言われますね。であれば、人と人との関わりが上手くなれば大半の問題は解決するとも言えます。
交流分析は、このコミュニケーションの問題に着目し、以下の考え方をベースにしています。
今ここ
あなたも わたしも OK(自己肯定&他者肯定)
「交流分析」の自我状態
交流分析では、人は3つの自我状態を使い分けていると考えます。
その3つとは、P(親)、A(成人)、C(子ども)です。
例えば、私は今、ガストでこの記事を書いているのですが、突然店員さんから「席を移動して欲しい」と声をかけられたとします。そのとき、
P「最初からここに座ったいたのに移動しろとはどういうことだ」と怒る。
A「昼だから4人席→2人席に移動するのは当然か」と冷静に状況把握する。
C「よくわからないけど、別にいいよー」と特に気にしない。
と、話しかけてきた相手や、その時の自分の状態・状況、などによってPACのどの自我状態で反応するかは変わってきます。
あなたなら、どうしますか?
どんな状況だろうと同じ反応をしますでしょうか?
「交流分析」のストローク
ストロークとは、相手との行動によるメッセージのやりとりです。例えば、以下のようなストロークがあります。
もちろん、+ストロークの方がいいですよね。+ストロークを使えば、豊かな人間関係をつくれます。
豊かな人間関係のためには、他にも「与える」「がまんをしない」「はっきり断る」などのストロークもあります。
同じ自我状態でストローク
このストロークは、PACの自我状態を意識してつかいます。意識しないと下図のような話が噛み合わないやりとり(交さ的交流)になってしまいます。
これはテキストにもある、浮気を疑われている場面でのやりとりです。テキストは現実によくある(だろう)事例が多いです。
「あえてPACをズラす」というテクニックもあるのでしょうが、あくまでカウンセラーのテキストなのでそのようなことは書いてありません。
では、「交さではなく、どうすればいいのか?」という話ですが、PACの同じ自我状態でやりとりをすればよいとされています(相補的交流)。
とはいえ、「それって表面的に相手に合わせるってこと?」という疑問は沸きますね。
まとめ
今回は、「上級心理カウンセラーの資格とは」という話からはじまり、古い心理療法である「交流分析」を学びました。
私は、以下を意識して実践しようと思います。
①人には、P(親)A(成人)C(子ども)の3つの自我状態があると知る。
②相手のストロークがどの自我状態であるか意識する。
③手をつなぐ、ほめる、うなずく、などの+ストロークで人間関係を豊かにする。
本日の学びはここまで。また来てください。👋
<メンタル心理カウンセラーについてはこちら>
この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?