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仕事そして自分との向き合い方

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note代表の加藤貞顕氏の記事を含めた、仕事と労働環境へ実践的アプローチをされている方々の記事を集めさせていただきました。 人の内面をどう見つめていくのか、深掘りしている方々も…
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記事一覧

求められるものを書いたら自分らしさは失われるのか

小説を書く人たちの中に身を置いていると、幾度となく遭遇する話題。 好きなものを書くべきか、求められるものを書くべきか。 他の方の考えやスタンスにどうこう思いませんし、それぞれのやり方が尊重されてしかるべきと思っています。 では、私自身は? 書きたいものも書きたくないものも書きたいです。 おかしな文章になりました。言い直します。 書きたくないものも書きたいものに変えたいです。 好きなものを書くべきか、求められるものを書くべきか。 その問いに対する私の答えは、どっちも書く

だからWEB物書きはめんどくさい

誰がめんどくさいって、このわたし。noteをざわつかせている、「なぜ私は書くのか」コンテスト。応募もしていないくせにどうしてもこの記事が書きたくて、今まさに書こうとしている自分が、心底めんどくさい。お節介すぎる。でも、それでも伝えたいことがあるので、丸一日迷ったけどやっぱり書くことにしました。 「書くのがこわくなった」 「こういう風に書かないとダメなんだ…」 「何を書いていいか分からなくなった」 あーーーーー!(地団駄) 応募者さんたちが!noterさんたちが! この流れ

社名を検索すると、ちょっとネガティブな検索候補が。そんなときにやってみたこと[社員ブログ]

こんにちは、ライフネット生命のマーケティング部でマネージャーをしている長沼です。普段は、保険代理店担当のリーダーとして、WEBマーケティングに従事しています。そんな僕が、ずっと「どうにかしたいなあ」と思っていたことがあり……。社内の知見のあるメンバーに相談したり、あれこれ考えて試してみたりしたところ、想定以上の効果が生まれたので、ぜひ紹介をさせてください! ちなみに、ライフネット生命は主にインターネットで保険商品を提供しています。 使い心地の良いサービスを提供することで、保

たった1行の"追伸"で、急に打ち解けた話

「もし2人の能力が同じだったら、どうする?」彼女は、わたしの憧れの人だった。 三十代前半にして役職を持っていた直属の上司。仕事はとても丁寧でスピーディー。いつも周りを見ている。苦言を呈するときも、相手を嫌な気持ちにさせない……。 事務仕事はわたしに向いていた。 ちまちま表を作るのも、マニュアルにまとめるのも、ツールの使い方やExcel関数を学ぶのも大好き!集計のような地味な作業も苦にならない。仕事で意見を言うことや、電話は、苦手だけどできないことはなかった。 極端に苦手だ

レースを縫いつけ終わるころには

10月末にインフルエンザにかかってから、なかなか体力が戻らなかった。 熱が下がってからも微熱が続き、頭痛が続いていた。ようやく治ってからも、どうもしゃっきりしないというか、やたらと眠くなったり、疲れやすくなっていた。 そうなってくると人間よろしくない。 自己肯定感がだだ下がり。見なくてもいいSNSを見てしまって、みんながバリバリと仕事をこなしているのを見て意味もなく落ち込んだり、だれもわたしのことを忘れてしまったような気がしてしまったり。 でもやらなきゃいけないドレス

342 言いたいことの危険性

言いたいことに押される Xでもnoteでも、ふと「これが言いたい」と思ったときに手軽にそれを書いて表明できる。素晴らしい時代になった(皮肉ではない)。誰もが言いたいことを言えるのだ。こんな時代が来るとは1970年の大阪万博を経験した人でも、きっと予見できなかっただろう。私は本気でアマチュア無線をやろうと考えていた時期もあって、世界中の人たちと会話するならそれしかない(語学力もないのに!)と思っていた。結局、その努力はしなかったのだが、近所で熱心にやっているおじさんが、家の四倍

受賞と落選のあいだ。公募で受かった、落ちた理由を解析してみた

 先日、同じ日に公募で出していた作品の結果が届きました。  公募の結果を待つ時の気持ちは、もはや宝くじ感覚。  いつもなら、忘れた頃に結果を知るのですが……。  今回の結果は、両方とも「明日?明後日?」という感じで、SNSをチェックしながら待った気がします。  まずは、クレイジースタディで開催された #エッッッッッッッ記事王決定戦選手権 の結果報告から。  なんと、昔書いてた青春変態小説「君の○毛を抜きたい」が佳作(審査員が個人的に推したい作品)を受賞しました。

「座右の銘」のつくり方ー面白い仕事をつくる際の礼儀作法

「私の座右の銘」とか「私を変えた1冊の本」という特集をメディアでたまに目にします。そういう時、そんな一言や一冊で人生が変わるほどに精神的に貧しい人生を送っていないーーという気になります、ぼくは。 ただ、これは一言や一冊が大切でないということではなく、それらが色々と織りなしたところにカラフルな人生が浮上する、ということでしょう。 古典として評価の高い本も、どこか何か所かにピンとくるフレーズがあり、それで「そうか!」と思う。それらが自分の内にじょじょにたまってくると、それらの

マーケティングにも使える!ベストセラーをつくる思考法「書棚ずらし」

こんにちは! この連載を始めて8カ月。「文章術」をテーマにしてきたのですが、はたと気づきました。自分の主戦場「ビジネス書の編集」についてちゃんと話したことがなかったな、と。 ぼくはビジネス書の編集を10年以上手がけてきて、おかげさまで10万部(全体の0.25%といわれます)も何冊か出すことができました。担当作で一番売れたのは『バナナの魅力を100文字で伝えてください』(22万部)です。 今回は(とくにビジネス書の)ベストセラーをつくるうえで大切な「ずらし思考法」を紹介し

経験を積んでくると主語や目的語のサイズは小さくなる

国際会議の基準が国際会議協会と日本政府観光庁の間で異なるため、前者を基準にすると後者の実績数が8分の1になるようです。 慶應義塾大学総合政策学部教授の白井さゆりさんが、この記事に対してThink!欄に次のコメントを書いています。このなかで、ぼくが太字にしたところに注目してください。 日本とは直接関係のない領域やテーマで日本の人が発信力を高めていく大切さに言及しています。きわめてまともな意見ながら、そういえば、最近、こういう発言をあまり目にしていなかったと思い出しました。

手術と小説の共通点から考える、上手い作家になる方法

こんにちは、中山祐次郎です。外科医やりつつ小説を書いています。 毎日手術をしている。簡単な手術、難しい手術、短い手術、長い手術。いろいろある。 毎日執筆をしている。簡単な執筆・・・はほとんどない。エッセイは僕にとっては簡単なんだけど、いま連載はしていないしな。医療記事もまったく書いていない。書いているのは小説だけ。短くても長くても、どちらも難しい。 そんな手術と小説の共通点を考えてみた。どちらも現役で同時にやっている人はあんまりいないだろうから、誰の参考にもならなさそうな

ブレインストーミングは心理的安全性が大事!多様性を活かす3つのポイント

こんにちは!viviON UXリサーチチームの古川です。 ブレインストーミングは新しいアイデアを生み出す強力な手法として広く知られており、viviONでもブレスト会がよく実施されています。最近だと、海外市場におけるUXリサーチ結果から改善方法を議論するためにブレスト会を実施しました。 さて、このブレインストーミングですが盛り上げるのが難しいところがあります。単に人を集めて「アイデアを出してください」と言うだけでは、上手くいかないんですよね。シーン…となってしまう瞬間の居心地

不足しているのは、「データサイエンティスト」よりも、「データを使った論理的な議論」では?

日本の企業は人手不足らしい 日本は、景気が良くなってきたのか、さまざまなデータで、好景気に近いデータを目にすることが増えた。 例えば、日本の企業は、大企業を中心に、賃上げも進んだ。そして好景気と、デジタルトランスフォーメーション(DX)や、デジタル化を進めるために、企業の人材確保熱が高くなっている。  この社長100人アンケートでも、 と人手不足を訴える経営者が多い。そして、 データサイエンティストの不足が、多くの経営者の課題のようである。 そこで、質問です。「あな

そうそう、組織でのデータサイエンスの最大の壁は、「アナリスト」対「現場」。それを、解消するロサンジェルス・ドジャース

データサイエンスの良い事例にスポーツので事例 データサイエンスの強化は、今も企業の大きなテーマでしょう。私も、年に10回程度は、企業に招待いただき、データサイエンスの講演や講義を行なっています。  その講演の中で、スポーツでのデータサイエンスの事例を紹介します。なぜなら、スポーツでのデータサイエンスの事例は、かなりの部分が公開されており、そして、何よりも重要なのは、スポーツの関するデータは公開されているデータが多く、研究しやすいからです。 アメリカMLBでのデータサイエン