明日は大学入学共通テスト。私は最後に臨んだ試験は15年前だ。社会人になったとき「もう試験はやらなくていい」とうれしかった。社会人なってからはなんとか試験を回避して生きていた。だが中年になってから「このままだと何か足りない」と感じていくつかの試験を受けた。試験は十分に堪能した。
評判のよかったドラマ「団地のふたり」をようやく見終わった。楽しいドラマだった。団地が故郷になる。故郷はそこに元々あるというよりは、人がそこを故郷にしていくのだろう。私は横浜の新興住宅地の産まれなので故郷はない感じだが、だったら好きなところを故郷にしていいかもしれない。
晴耕雨読なんて言葉がある。晴れと雨のバランスがいい時はとてもいい。だけどいまの東京、昨年暮れからほとんど雨なしなので、雨読ができない。いや、雨の日だけ読むなんて習慣そのものがないけど。そもそも晴れでも耕していないんだから。明るい日射しの下でスマホで電子書籍を読むのもいいものだ。
「小説作法XYZ―作家になるための秘伝―(新潮選書)」(島田雅彦)を読んでいたら突然おもしろくなってきて、第二章のエチュードはやってみてもいいような気がする。第三章へ向かう。おもしろさってのは、どこから飛んでくるかわからない。バカリズム脚本ドラマ「ホットスポット」もそう。
20歳とか18歳とか成人とかなにかそんなテーマでつぶやこうと思ったけど、あまりにもいまの自分からは遠い話で、どれぐらい遠いかといえばJR新宿駅から都庁まで歩いて行くぐらい遠いわけで、だいたい成人式には出ていないからなにも覚えていない。JR池袋駅からサンシャインまで歩くのも遠いね。
混沌とした中からサブカルとして扱われるようになっていく過程を生きてきたけれど、メインカルチャーの影が薄くなっていてそれを気にする人はどんどん減っているのでは? 格差社会が定着してメインは高嶺の花となり、多くの人はそれぞれの沼に沈み込む。その沼も格差の前に変容していくのだろう。