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受賞と落選のあいだ。公募で受かった、落ちた理由を解析してみた

 先日、同じ日に公募で出していた作品の結果が届きました。

 公募の結果を待つ時の気持ちは、もはや宝くじ感覚。

 いつもなら、忘れた頃に結果を知るのですが……。

 今回の結果は、両方とも「明日?明後日?」という感じで、SNSをチェックしながら待った気がします。

 まずは、クレイジースタディで開催された #エッッッッッッッ記事王決定戦選手権  の結果報告から。

 なんと、昔書いてた青春変態小説「君の○毛を抜きたい」が佳作(審査員が個人的に推したい作品)を受賞しました。

 ↑18禁なので年齢聞かれますが、そこさえクリアすれば誰でも閲覧できます。

 小説の受賞は今回初なので、かなり嬉しいです。ありがとうございました。

 こちらのコンテスト、実は小説向けコンテストではなく、どちらかというと面白系の記事が多いイベントです。

 攻めた内容ではありますが、大賞、優秀賞といずれもなんとnoteの記事というのも驚き。

↑大賞作品は、川上からアレを流す内容です。

↑優秀賞の作品では、動画の新しい見方を提案しています。どちらも面白いので、ぜひチェックしてみてください。

 他の方々が「画像や企画で駆使してくるだろうなぁ」とは、すでに理解していたんですけど。

 その中であえて私は、「小説✖︎テキストのみ」で挑戦したいなぁと思っていました。やっぱり創作やっている人間の、意地やプライドとでもいうべきでしょうか。

 かなり昔の作品なので、3点リーダーにはなってないし、会話部分である「」の中にマルがあったりと文法的にはまだまだな状態ではありますが、内容に自信があったので嬉しかったです。

 今回こちらの作品が受かった理由について、実は私もよくわかっていません。

 ただ、コンテストを担当する審査員の方々が「捻りのあるもの」を好みそうな感じなので、たまたま1人の方に刺さったからかなと思ってます。(コメントも、審査員1人ですし(笑))

 コンテストや公募は、審査員の好みもあります。もし応募するコンテストがあったら、審査員を確認した上で「どんな作品が好きそうか」を把握しておくといいのかもしれません。

 まあ、コンテストによっては例外もあります。それは「審査員が誰かわからない」というケース。

 それが、同日に開催された藤原華さん主催「なぜ私は書くのか」ではないでしょうか。なんと今回、スタッフのジャスミンさんが審査を担当しているので……!

 先日は、「なぜ私は書くのか」の中間選考結果発表がありました。

 こちらは、残念ながら落選

 応募したエッセイは、創作大賞で出した作品の中でも2番目に人気がありました。

↑応募した作品はこちら。

 創作大賞シーズンが終わってからもコンスタントに読まれてたので、「もしかしたら、いけるんちゃう?」と思っていました。

 ただ、その後華さんのnoteに書かれていた「落とした理由」の記事を読んだ時に「あっ、ダメかも」とすぐ判明。

 落ちたと感じた理由は、この辺です。

・テーマの「書く理由」が出てくるまでに、半分くらい読まないといけない。
・生い立ちネタ。
・タイトルに「書く理由」がある。(この時点で、記事そのものをクリックされてない可能性がある)

 上記の理由は、「落とした理由」に書かれていた内容に含まれていたので、この辺りが原因かなぁと思います。

 ただ、今となってはこれらの理由以外に、このコンテストにおいて、もっと重要な部分が欠けていたからではないかと……。

 それは、ずばりテーマである「書く理由」が弱かったからかなと。

 今回、書く理由として紹介したものが「親が日記を渡してくれて、習慣があったから」「他にできることがなかった」という消極的なものでした。

 私は今、ライターとして書く仕事をしています。応募したエッセイでは、書く仕事について何をやりたいのか。曖昧に濁した気がします。

 実は現時点において、あれ以上書くことはできませんでした。

 その理由は、私自身が今「なぜ、書く仕事でこんなに頑張ってるんだろう」という状態だからこそ。

 noteに辿り着いたのも、自分が迷走してたからなんですよね。創作大賞に挑んだ頃は、仕事への自信もすっかり失っていましたし。

 自分がなぜ、書く仕事がしたかったのか。そして、どうありたいのか。それを知りたくて、noteの海に流れ込んできたようなものです。

 そして、自分もその理由を知りたかったからこそ、今回のコンテストに応募したいと思ったのかも。

 そうなると、やはり「本気で書く仕事がしたい」「○○のために書きたい」という方々と比べると、その部分がどうしても弱かった気がします。

 だからといって、応募した作品が駄目とは一切思っていません。

 理由は、感想を書いてくれた方、スキをくれた方が沢山いたからでしょうか。

 ↑嬉しくて何度も読み直した感想です。

↑憧れのティコさんから、こんなに褒めてもらえるとは。

 このエッセイは、読んでくれた人が本当にたくさんいた記事でもあります。

 この作品を通じて、誰かを勇気づけたりできたのであれば、それは賞以上に価値があると思っていて。そういう意味では、本当に書いて良かったと思っています。

 あとは、ここで「この作品はダメだった」と私が言ってしまうと、この作品に感想やコメント、スキをくださった方々に対して失礼になってしまう。

 そのような理由から、今回応募した作品を私が否定することは決してありません。

 むしろnoteのコンテストは、審査員も変わります。自慢と言っていいかわかんないですけど、noteユーザーの受けはめちゃくちゃ良かったです。凄く読まれたし、たくさん感想も貰えましたし!(マウントじゃないですよ)

 というか、そもそもこちらはnote創作大賞向けで作ったものでもあります。

 一応、過去の受賞作もチェックした上で、構成、最後まで読まれるか、読了感(不快にならないか)なども踏まえて書いてます(笑)

 創作大賞の方は、まだ諦めていませんよ!!!!

 ぶっちゃけて言いますと、この記事がなぜnoteで受けたのか。多くの方に読まれ続けたのか。私自身、ちゃんと理解しています。

 noteで読まれて、読者に受けたのはずばりこの辺かと。

・淡々と話が進むので、読者が疲れない。
・暗い話、共感、笑えるポイントなど。最後まで読んでもらうために、いろんな要素を散りばめた。
・コンテスト参加者は、書く仕事をしたいユーザーが多い。すでにその仕事についている人の考え、思いが知りたかった(※読者から1番言われました)
・自虐系というか、控えめなテイスト(※自信満々な方より、読者受けはいい)

 書く仕事を経験した上で自然と培われていった「計算」が、今回は逆に仇となった感じかなぁと。選考に残った作品は、もっと思いが真っ直ぐな方が多かった印象があるので。

 だからといって、自分の作品が他と比べて劣ってるとは微塵も思ってません。むしろ、今でも自信満々です。

 私の作品、めちゃくちゃ面白いし最高だなと思ってます。(←こういうところが良い部分でもあり、私の悪さでもあると自覚してます)

 反省する点としては、応募するなら、テーマの部分に合わせようね」というところでしょうか。

 公募はどんなに自分や読者が良いと思っても、テーマにそぐわなければNGになるケースが多いです。

 公募に応募する時は「このテーマなら、自信がある」と心の底から思えるものを見つけて、そこに力を注ぐといいのかもしれません。

 何はともあれ、今回のコンテストがなければ書くこともなかったエッセイ。書いたことで自分を知るいいキッカケにもなりましたし、学びもありました。

 華さん、ジャスミンさん。素晴らしい挑戦の機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。審査で誰かを選び、落とさないといけないというのは本当に大変だったと思います。

 そして、中間選考を通った方々おめでとうございます。普段仲良くさせていただいてる方々の名前を何人か見かけて、とても嬉しいです。

 できれば、知ってる方が最終で選ばれるといいなぁとは思うけれど。イベント自体が最高に盛り上がることも、心より祈っております。

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