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地獄の黙示録 ワルキューレの騎行
映画史に残るシーンである映画「地獄の黙示録」で米陸軍のヘリ部隊による攻撃時にワルキューレの騎行を鳴らしながらベトナムの村を急襲する。 日本の騎兵は戦車となったが、米軍の騎兵隊はヘリコプターの部隊となった。 「地獄の黙示録」の監督はフランシス・フォード・コッポラ。 「地獄の黙示録」で最も有名で印象的なシーンが動画の「空の騎兵隊」と呼ばれている、精鋭の第1騎兵師団所属のビル・キルゴア中佐が指揮するヘリコプター強襲部隊である第9航空騎兵連隊第1大隊の攻撃シーンだ。 ベトコンの拠点となっている村に奇襲攻撃を掛ける際、兵士の士気を高め、住民の恐怖心を煽るために、ヘリコプターに積んだスピーカーから「ヴァルキューレの騎行」が大音量で流される。 「ワルキューレの騎行」は、リヒャルト・ワーグナーが1856年に作曲し、1870年に初演した楽劇。 ワーグナーの代表作である舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』四部作の2作目に当たる。 私がこの曲で印象に残ったのは、大東亜戦争で『日本ニュース第96号』(1942年4月7日公開)における「ポート・ダゥイン爆撃」の実録映像に「ヴァルキューレの騎行」が使用されて、落下傘部隊が敵地へ降下するシーンで流れていた。 地獄の黙示録より先の話だね。
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映画「ブラックホークダウン」ヘリボーン作戦
『ブラックホーク・ダウン』は、2001年のアメリカの戦争映画。 監督はリドリー・スコット。 実際にソマリアでおこった凄絶な「モガディシュの戦闘」(米軍を中心とする多国籍軍とゲリラとの市街戦)を描いている。 「ブラックホーク」とは、米軍の汎用ヘリコプターUH-60 ブラックホークの強襲型、「MH-60L ブラックホーク」の事である。 10月3日午後3時42分、強襲部隊は、UH-60 ブラックホークとMH-6 リトルバード等の16機で構成されたヘリ部隊により、標的がいると思われるオリンピック・ホテル周辺に降下し、標的の副官2名を含むアイディードの幹部10数名の拘束に成功。 ハンヴィーなどで構成された地上部隊とも合流し、あとは撤収を残すだけとなった。 ヘリボーンでヘリからのリぺリング降下中に兵隊が落ちてしまう事故が描かれている。 撃たれての負傷とは違い・・・・。 ブラックホークダウンを見ていろいろ戦訓になる話がたくさんある。 観てない人にお勧めする映画だ。