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隠者の手記

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hiddenとは何者なのか? 過去から現在までに歩いた道をここに綴ります。
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#手記

11:空想の種まき

3歳ごろ。 いまはまったく観ないのだが、かつてのテレビ番組というのは「知ること」の入口だっ…

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10:知ったのは人生の味か

3歳ごろ。 この時期は、いろんな「はじめて」を食べる機会が増えるころだろう。 母に先日、思…

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9:夏空が誘う感傷

3歳ごろ。 このころになると、4つ離れた姉は小学生なので、夏休みの朝には近所の公園へ出向い…

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8:記憶の作品を訪ねて

3歳ごろ。 テレビの前には祖母の姿がいつもあったので、チャンネル権は事実上、祖母が握ってい…

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7:追憶の食玩

2歳ごろ。 4つ離れた姉が幼稚園や小学校に通うようになると、当然ながら一人で遊ぶ時間は増え…

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6:緋色のスカーフ

私の小さなころの思い出話をすると、しばしば母が挙げるエピソードがある。 2歳そこらの当時…

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5:想像するパペット

人は一体、いつ大人になるのだろうか。 生物学的な分野をはじめとして、各界隈でいろいろと主張はあるとは思うものの、精神的に子供のまま年齢だけ重ねるケースも、少なくないのではなかろうか。そして、その境は曖昧だ。線を引くことにも意味はないのかもしれない。 「子供は想像力が豊かだ」とはよく耳にする言葉だ。 では、大人になれば想像力が枯渇するのかというと、そうではない。 その多くは、生きるうえで「自由に思い描くような世界は存在し得ない」ということを学び、あるいは世知辛い社会で生きる

4:もっとも古い記憶

記憶をたどっていくと、行き着くところがある。 あなたにとって、もっとも古い記憶はいつのこ…

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3:新しさを拒むのは

1歳のころのことを書こう。 ここまでは、私の記憶ではなく母の記録が頼りだ。 記憶 ではなく …

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2:生きる糧を頂く

0歳のころのことを書こう。 とはいえ、覚えているわけではないので、今回も母の記録が頼りだ。…

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1:私が生まれた日

12月12日、私は生まれた。 最初にまず、はっきりさせておくべきことがある。 自分が生まれた…

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0:古びた写真がまねく終わりの気配

最近、写真の整理をしている。 年の瀬になにをやっているのか、という気持ちがないではないが…

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