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赤とんぼ恋のなれそめ教えてよ

蝉もコオロギも美声を響かせ、伴侶を探す。
鳴かぬおまえの密かな恋人探しを
伝受して欲しいものだ。

という意を詠みたくて昨日Twitterに習作を投稿してみました。それが、

しのぶ恋いかにさがすか蜻蛉どの

体裁は整っている(季語あり、切れ字は「か」)のですが、妙な偉そうで武士っぽい。あと、活動がセミの鳴き声のように目立たないだけで、「しのぶ恋」ではありません。ふつうに伴侶さがしを行っているはずです。

そこで、思いっきり逆に振ってみました。現代風に。

蜻蛉さん恋のなれそめきかせてよ

現代風というより、最近の子っぽい。この「よ」を切れ字というのはいささか強引かもしれません。蜻蛉さんも子供っぽいというか、女子高生の話し言葉じゃないですか。これは。

もう少し大人感を出したいなぁ。写真のとんぼはふつうのシオカラ蜻蛉ですが、赤とんぼに変えてみようか。細かいことをいえば赤とんぼというのは種類じゃないらしくて、しかも夏の夕方にもよく飛んでいるらしいです。

でも、歳時記で三秋の季語とあるならよいかな。もとよりはよくなったと思いますが、それでもどの程度のものか。

そうそう、引っ越してきて知ったのですが、広島ドラゴンフライズというプロバスケットチームがあるそうです。ドラゴンフライはとんぼのことです。日本語にしてしまうと強そう…じゃないですが、とんぼのように軽やかな空中プレイを見せてほしいですね。

季語:赤とんぼ(三秋)

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