2023年11月の記事一覧
エッセイ 今年もやるよ(ねこの悪だくみ2023年12月)
月頭、ということで今月の予定や目標などを書いています。
達成できたりできなかったりします。悪しからず。
noteで去年から、あるいはその前から私をご存知の方は察しておられるかもしれません。12月が来るので、1日から連作を始めます。12月1日から25日まで続く連続したクリスマスのお話。お話のアドベントカレンダーです。
「アドベントカレンダー」というからには、毎日お菓子(の写真)がもらえます。
エッセイ 「またね」(2023年11月のネコ戦記)
毎月、月末あたりにその月の公募活動などをあけすけに書いています。
なんてあけすけな! 恥を知れ!
今日、仕事終わりに「これで退職です」という同僚と途中までご一緒しました。本当に今日初めて知って、驚いたけど、もうなんか、慣れましたね。
あなたにとって、いい職場を作れなくて、悩んだ時困った時に力になれなくて、ごめんね、と毎回毎回思います。
11月は目標にしていた公募があったんですが、出せず
悲しみの乾いた器(「ドミトリーともきんす」ほか感想)
科学の本をたまに読む。「科学者の書いた本」といった方が正確かもしれない。わたしは装飾的な表現や感情的な文章が少し苦手で、どうにもそういうものは入らないけれど、何か読みたい、というような時にエッセイなんかをつまみ読みする。
高野文子/著「ドミトリーともきんす」を読んだ。朝永振一郎、牧野冨太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹ら科学者のエッセイを「ともきんす」という寮に彼らが住んでいる、という設定にして、寮
エッセイ きつねの白銅貨
新美南吉記念館に行って来ました。小説家、新美南吉の生家の近く建てられた記念館です。「ごんぎつね」が一番有名だと思います。私は確か小学生の頃、国語の教科書で読みました。
最後のシーンです。「ごん」と呼ばれるいたずら者のきつねがある日その一環で網にかかったうなぎを逃してしまいます。ところがそれは兵十という若者が老いた母親のためにとろうとしたうなぎでした。兵十の母親はうなぎを食べずに亡くなり、母親
エッセイ あるのと・ないのと・ショート・ショート(ジャンルとしてのショートショートについて)
先週の日曜日に記事として載せた「猿じゃない」は、雑誌「MONKEY」のコーナー「猿からの質問」で臨時的に募集のあった「800字以内で書かれた、ショート・ショート」の募集に応募したもの(落選作)です。話の中に猿を何らかの形で出す必要がありました。
MONKEYはずっと読んでいた雑誌でしたので、これに載ったら嬉しいだろうなあ、と思って出すことに決めたものの、ふと思ったんです。「MONKEYにショ
エッセイ 紅葉より肉団子(#シロクマ文芸部)
紅葉鳥。「もみじどり」と読むそうだが、なんのことだろうと調べたら鹿のことだそうだ。
「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき」の句が百人一首にあるので、「鹿に紅葉」は馴染みがある。同じ辞書の「鹿」の項目に下記のような語誌がある。
まだ少し弱い気がする「萩」も代表格に上がってるし。「紅葉鳥」の起源について、「声が鳥に似ている」とする解釈もみた。鹿の鳴き声をYoutubeにあげてい
エッセイ ねこのねごと(ねこの悪だくみ2023年11月)
月頭、ということで今月の予定や目標などを書いています。
達成できたりできなかったりします。悪しからず。
時折お話しますように私は会社勤めをしておりまして、それなりに会社に飼い慣らされているものですから、資本主義資本主義した本を読んだり資格を取ったり業務をしたりしております。
二宮尊徳という方がおりまして、昔の小学校に薪背負って本を読んでいる石像があったりした方なんですけれども、この方が