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マインドワンダリング
マインドフルネスではない状態、いわゆるマインドワンダリング。
集中力が低下し、雑念がたくさん浮かび上がっている状態の事です。
他にも、モンキーマインド、マインドレスネスなどの言い方で呼ばれている場合もあります。
マインドフルネスにおいて、今この瞬間に集中する、という概念は、それこそマインドワンダリングの状態から抜けだす手段として用いられます。
ここで、雑念とは何か、少し考えてみます。
”雑念”というと、あまりよい聞こえがないかもしれませんが、すなわち”思考”の事です。思考とは、外部から入る情報を前頭葉や小脳、海馬などを通し、記憶として保存されたもの、そして脳内で構築しているものです。
また自身の体験を基にした経験や、バイアス、価値観といったもの、扁桃体からジャッジされた好き嫌いの分別、それも”思考”に影響していきます。
不安や恐怖といった記憶もそこから作られていきます。
では思考や、雑念とはネガティブなものなのか、
そういうことではありません。
その浮かび上がる、雑念や思考は、あなた自身が作り、呼び起こしている感情の一つになります。
マインドフルネスの概念に自己受容という言葉があります。
「今この瞬間に意識を集中させ、ありのままに感じ、判断をせずに物事を見ること」すなわち、良い自分も、悪い自分も、俯瞰という観察をしてありのままに受け入れるということです。
自分自身が、マイナスだと思っている、”負”の感情そのものもあなた自身が作り出し生み出しているものなので、それも大切な感情の一つなのです。
”今”この瞬間に意識を集中させることは、雑念や思考を消すことではありません。いったん横に置いておいたり、一時的に少し距離をとるという事です。そうする事で、意識を”今”に集中させやすくなります。
スピリッチュアルな世界では意識を高く持っていき、ハイヤーセルフや、超高次元な自分と結びつくという考えもありますが、マインドフルネスの概念ではあくまで思考の習慣を整えるトレーニングになります。
それこそが自分を受け入れる、自己受容に繋がっていくからです。今の自分を変えたいと考えるのであれば、自身を俯瞰的に観て、今の自分、今までの自分を認める事をしてあげてください。
自分を肯定し、受け入れた時には、自然と一歩前へ進んでいます。
それを少しづつ進めていく事こそが、マインドフルネス瞑想なのです。