HSP HSC「HSCは周囲と自分の間に境界線を引くと良い?」
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
昨日買い物に行った時にパイナップルを買ってきたんですね。
一房買ってきました。 私は夏になると、 よくパイナップルが食べたくなって、 スーパーで一個まるまるの物が売ってますよね。それを買ってきます。
もちろん食べる目的で買ってくるんですけども、もう一つ理由がありまして。
あのパイナップルの上の部分を切りまして、果肉を切り落として。
500ミリのペットボトルを半分に切ったものに、水を張ってそこに根元の部分が水に少し浸るぐらいにつけておいて。
一週間ぐらい置いとくんですね。少し日当たりの良い窓辺の当たりとかですね。
私の家のベランダで育てています↓
水を変えながら様子を見ていくとですね、うまくいくと根っこが生えてくるんですね。
そしてある程度根が生えてきたら、土に植えます。
うまくいくとそのまま観葉植物としてですね、育っていってくれるんですね。
その状態で水やりを上手くしていけば、1~2年くらいは育ってくれるんですよね。もちろん世話をしっかりするともっと長い間育ってくれます。
本当にこれは手軽にできて、パイナップルは美味しくいただけて、観葉植物にもなるのでぜひですね、興味がある方はやってみていただいてもいいのかなと思います。
部屋の中にですね、緑があるだけで癒し効果ももちろんあります。
その後のスクスク育っていく姿を見るだけでも、愛着がわくので癒されますよ(^^)
今回は「HSCは他人と自分の間に境界線を引くと良い」についてお話ししていきますね。
1.HSPについて
まずHSPについてお話ししていきますね。
1990年代にエレインアーロン博士によって高敏感性の研究がされていました。
科学的な専門用語としては感覚処理感受性(SPS)と呼んでいます。
そして博士はその敏感性の値が高い人を
HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン)人一倍敏感な人。
HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供と呼んでいます。
エレインアーロン博士自身もHSPで、博士の子供もHSCだったようです。
【HSP】
• HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン )人一倍敏感な人
• HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供
• HSS (ハイ・センセーション・シーキング )人一倍敏感な人・刺激を求める人
そして、博士によると全人口の15%~20%がHSPと言われています。
5人に1人がHSPということになります。
そしてさらにそのHSPの30%の人口の約6%が HSS(外向型・刺激を追求するHSP)という気質の人もいるとされています。
HSPは精神医学で言う病名ではなくて、あくまで気質というものになります。
さらに他の種族100種類以上にもHSP気質は存在したことを発見したそうです。
これらは生まれ持った脳機能に関係しているようです 。HSPの人は脳の扁桃体。
危険を判断する部分の働きが、生まれつき強く不安・恐怖そんな部分を感じる神経回路も敏感に働くためだそうです。
【HSPの四つの性質】
①深く考え事をする
②常に刺激を受けやすい
③共感力が高く、感情の反応が強い
④些細な刺激を察知する
HSPについては、 気になった方はエレイン・N・アーロン博士のサイトをチェックしていただけると良いと思います。
アーロン博士のサイトではHSP診断もできます↓
今回は主にHSC(ハイリーセンシティブチャイルド)にフォーカスしてHSCの特性を探りながら。
私自身も HSCだったことを踏まえて、その体験や経験をお伝えしていきたいと思います。
私の主観でお話していくこともあります。
そのように聴いて頂けると嬉しいです 。
この記事を通じて。
今敏感気質に悩んでいる方。辛い方。
身近にいる人への理解になったり。
それぞれが生きている世界が少しでも安心できて。
優しい世界になってほしいと願っています。
又、HSPの情報交換、新しい気づきとなることに繋がっていけたらと思います。
2.HSCは他人と自分の間に境界線を引くと良い
HSCはたくさんの情報を受け取って、他の人の考え方や感じ方、言葉にとても敏感なんですよね。
他の人の意見に圧倒されやすくて、自分自身を見失ってしまいやすいんですね。
そのことからアーロン博士は著書の中でHSCはしっかりと境界線を引く必要があるよと語っています。
また、この境界線のことを心理用語ではバウンダリーと言ったりします。
そ自分は自分。他人は他人。という境界の概念を知っておいて損はないんですよね。
この「境界」という例え方は、「システム理論」の考え方に由来するものと言われています。
システム理論とは都市、コンピューター、動物、植物、身体、自分と様々な概念をそれぞれ一つのシステムと捉えて、その働きについて論じています。他のものと比較する考え方なんですね。
このシステム理論では、あらゆるシステムには境界があって、一つのシステムと別のシステムが境界によって分けられます。
この境界は、そのシステムに必要なものを取り入れ、不必要なものは追い出す仕組みになっているんですね。
子供にとってもこの境界を意識して、自分にとって良いものを取り入れて。
有害だなと思うものは排出していくということが大切になります。
ここで言う良いものとは、愛情とか有益な情報のことですよね。
良いものを吸収すると次第に自己肯定感が育まれていきます。
そして悪いものを吸収してしまうと、自分にとっては間違ったメッセージを受け取っていたりとか。
環境によって受けた沢山の圧力を感じていたり。
または過度なしつけなどで圧倒され過ぎてしまった経験や体験を積み重ねてしまうことになります。
博士はHSCはしっかりとした境界線を引くことがその敏感気質ゆえ、とても苦手なんだよと言っています。
そして自己肯定感、これが低いと。
「みんなは自分のことが好きじゃないから、私はみんなが喜ぶことをしないと…」と思い込んでしまいます。
自分にとって無理をしたことを実行していきます。
自己否定感が強くなると、他人と自分を別ける境界線を曖昧にしようとしてしまいます。
有害なものを受け入れたりとか、自分にとって良いことをあえて追い出してしまったりする場合があるんですね。
HSPについて子供のうちから学んでいけば、自分の気持ちや好み、能力によって何を取り入れて、そして何をシャットアウトするかを見極められるようになっていくよとアーロン博士は著書の中で語っています。
HSPへの知識と教育が親の下で行われているならばHSCが大人になって社会に出て行ったとき。
「君の感じ方は間違っている」
「あなたは変な人だ」
「神経質過ぎるから、考え方を変えたほうが良い」
などと、敏感気質について言われる場面がでてくるかもしれません。
自分と相手の間に健全な境界線が引けるので、簡単に他の人の意見に支配はされず、自分に自信を持って悪いものは拒否をしたり。
有益な良いものを吸収するということを選ぶことができるんですね。
私自身もこの境界線を引くまでにとても苦労してきたと思っています。
周りの声や様子に合わせることが、いつしかそれが当たり前になってしまって。
それをしていることが自分にとってとても苦痛で無理をしていることにさえ気づけなくなっていったんですね。
そしてどんどん無理をして、心身ともについに限界がきて。
ダウンしてしまったという経験があります。
HSPゆえに境界線への不得意について、子供の時からその境界線の引き方を学び、少しずつ慣れていくことで。
大人になって社会に出たとき、その問題に自分で向き合うときはしっかりと外と自分の間の境界線を引くことで、
「この人はこう言っているけど、私はどういった振る舞いをしたいのかな?」
「みんなはそう感じているけど、私はどういった感じ方をしたいのかな?」
と自分の考え方や感じ方に主軸をおいて、柔軟な姿勢で社会と向き合えることもできてくると思います。
今回は「HSCは他人と自分の間に境界線を引くと良い」についてお話しさせていただきました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたお逢いしましょう(^^)
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今回の記事でも参考にしているエレイン・N・アーロン博士のHSCの本です↓
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