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過眠って何?その種類【鬱】
「過眠」という言葉を聞いたことはあるだろうか。鬱などの症状のひとつである。あまり聞き馴染みがない人もいるかもしれない。
それに対し、おそらく、「不眠」という言葉を聞いたことがないという人はいないだろう。
「過眠」とは「不眠」の反対で、眠り過ぎてしまうことを指す。
不眠のように「眠りたくても眠れない」のに比べ「眠り過ぎてしまう」ことは一見深刻さに欠けるように見えるが、これが結構大変なのだ。
実際、私はかれこれ1ヶ月くらい毎日12時間〜14時間寝ている。逆に言うと、毎日12〜14時間の睡眠を取らないと日中うまく活動できない。
これはすなわち、普通の人は朝7時から夜の23時までの24-8= 18時間活動できるのが、私の場合は昼の14時から夜の24時までの24-14= 10時間しか活動できないことを指す。
当然やることは全部やり切れないし、働くなんてもってのほか。お風呂に入って、ご飯を食べて、家事をして…としているだけで1日が終わってしまう。
そんな過眠だが、実は2種類に分けられる。今回は過眠の種類について解説していきたい。
・不眠からくる過眠
ひとつ目は「不眠からくる過眠」だ。どういうことだろう。
まず、「どうして過眠になるか」を考えてほしい。
そう、睡眠が足りていないのだ。
ではなぜ十分な睡眠を確保しようとして眠り過ぎてしまうのだろう。
それには、睡眠の質が悪いという原因が挙げられる。
例えば、普通の人は20%→60%→100%というように睡眠が深くなっていくとして、
それが20%→30%→40%と浅かったらどうだろうか。
当然、睡眠の深さが足りないなら睡眠の量を増やしてまかなうしかない。
不眠(眠れなさ)からくる過眠とはつまりこういうことである。
こういう場合、眠り過ぎることへの対処法として睡眠薬が有効だったりする。
・体が疲れやすくなっていることからくる不眠
次は体が疲れやすくなっていることからくる不眠だ。
鬱の症状には、体が疲れやすい、疲れが取れないというものがある。
それが睡眠中においても適用されるのだ。
普通睡眠は体の疲れを取るためのものだが、そこで疲れがなかなか取れなくなったり疲れやすくなったらどうだろう。
睡眠が疲れを回復するスピードに、鬱が疲れを追加するスピードが追いついてしまう。
結果として、睡眠時間が増えてしまうのだ。
疲れを癒すための睡眠なのだからその疲れが大きかったら当然睡眠時間も長くなる。
こういう場合も、無理に起こしたりすると疲れてしまって日中うまく活動できなくなる。
今回は不眠について解説した。
鬱の人は不眠はもちろん過眠にも悩まされやすいので、この記事が当事者やその家族にも役に立つことを願っている。
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