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治療家のための文化人類学~患者の希望と医学の衝突~
医師が行う医療に比べて、
我々治療家が提供する医療は
エビデンスレベルが低いものもあります。
エビデンスに基づいた
施術方針を立案しても、
時には患者がそれを拒んで
有効性の低い施術を希望することがあります。
特に「骨盤矯正」は
その最たる例といえます。
![](https://assets.st-note.com/img/1718355612236-pGG4KNqnMC.jpg)
患者の希望を優先することと、
科学的な正しさを基準にすること。
この双方を両立するには
どうすればいいでしょうか?
目次から先を
ぜひ最後までご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1718264831711-9IvFoPXifE.jpg?width=1200)
根拠に基づく医療
EBMという言葉を
聞いたことがある方は多いと思います。
「evidence based medicine」
”エビデンスに基づく医療”を
意味する言葉です。
![](https://assets.st-note.com/img/1718210340301-WbWFfjUjHH.jpg?width=1200)
エビデンスとは、
「根拠」のことを指し、
その医療受けることによる
「効果」と「安全性」を
一定に保障するために、
量的な研究結果を踏まえて
有効性が高い根拠がある医療を
選択するという考え方です。
EBMは1991年に提唱された考え方で、
カナダ・マクマスター大学の
ゴードン・ガイアットが提唱しました。
日本には1990年代なかばに導入され、
1997年に改正された医療法に
「インフォームドコンセント」が
明記される流れを生みました。
患者の語りに基づく医療
このEBMとは別に、
NBMという言葉があります。
治療家業界において
EBMは聞いたことがあっても、
NBMについては
聞きなじみがない方が多いと思います。
NBMとは、
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