hattori, natsuo

編集者&ライターときどき作家。 『ほんのひととき』で連載 「終着駅に行ってきま…

hattori, natsuo

編集者&ライターときどき作家。 『ほんのひととき』で連載 「終着駅に行ってきました」https://tinyurl.com/5dwyvzfh 「旅と野球」https://tinyurl.com/u2b9en49 著作 https://tinyurl.com/yussfmns

マガジン

  • 刃物専門編集者の憂鬱

    はじめまして。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。 肩書きそのままに、いろいろな仕事をさせていただいているのですが、ちょっと珍しい「刃物専門編集者」としての日々を、あれこれ書いていこうと思います。

  • おじさん交換日記 グルメ風雲録編

    • 10本

    いい年こいた大人たちが、うまいもんについてやり取りするだけのおはなしです。 登場人物: オトウバシ・タツキ 名古屋在住。おじさん。売れないもの書き。 ハラダ・アキヒロ 東京在住。おじさん。売れないカメラマン。 サカイ・ヒカリ(ゲスト参加) 関西在住。一児の母。元雑誌編集者。

  • editorial works

    備忘録&プロフィールを兼ねた、編集業の実績集です。 著作に関してはプロフィール欄のリンクからご覧いただければ!

最近の記事

刃物専門編集者の憂鬱 その24「JKGナイフコンテスト2024 審査会速報」


こんにちは。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。 肩書きそのままに、いろいろな仕事をさせていただいているのですが、ちょっと珍しい「刃物専門編集者」としての日々を、あれこれ書いていこうと思います。 「JKGナイフコンテスト」審査会、行ってきました  今年も「JKGナイフコンテスト」の審査会が開催された。 以前もご紹介したが、日本でナイフコンテストといえば真っ先に名前のあがるコンテストで、ここでの受賞をきっかけに世界で活躍するようになった作家も数多い。  3

    • 刃物専門編集者の憂鬱 その23「関のナイフと刃物産業」


      こんにちは。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。 肩書きそのままに、いろいろな仕事をさせていただいているのですが、ちょっと珍しい「刃物専門編集者」としての日々を、あれこれ書いていこうと思います。  今回は今、制作&執筆中の書籍のために書いている原稿の(素材の)一部を上げます。  どんな本になるか、時期がきたらお伝えさせてください。 刃物の町、関  岐阜県関市は「刃物の町」として、世界に知られる。  関市が公表する『令和4年度 関市の工業』を紐解くと、

      • おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その10

        【オトウバシ・タツキ】 名古屋のカレーうどんは、複雑な味わいを麺がひとつにまとめているんです 前回、子どもの頃の思い出を書いてたら、醤油味のたこ焼きをどうしても食べたくなって、書いてる途中で生まれ育った地域までクルマを走らせました。 30分くらいで行けるからたいした距離でもないけど、なかなか行くこともないから懐かしかったし、たこ焼きも記憶と同じ味で、美味しかった。 あの頃と同じで次々に人が買いに来ていたのもよかったなあ。 で、せっかく来たんだからってことで、通っていた

        • おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その9



          【サカイ・ヒカリ】 しば漬け食べたい タツキくん、お好み焼きの話、面白かった。 読んでいて思いついたことがあったから、書いてみるよ。 京都で暮らすようになってそろそろ3年。 観光客が戻ってきたから、公共交通に乗るときは時間帯とか気をつけなきゃとかいったローカルなめんどくささもあるけど、ようやくここでの生活にも慣れてきた気がする。 美味しいものも多いしね。 我が家に常備されるようになったものもあるんだよ。 しば漬け。 なすやきゅうりを紫蘇で漬けたお漬物なのは知って

        刃物専門編集者の憂鬱 その24「JKGナイフコンテスト2024 審査会速報」


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          10本
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          2本

        記事

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その8

          【オトウバシ・タツキ】 名古屋のお好み焼きは半分に折って銀紙で包むって知ってました? 自分にとってのソウルフードって何だろうと、改めて考えました。 鉄板ナポリタンだけじゃなくて、スガキヤラーメンも味噌煮込みうどんも、そう。それは間違いない。 だけど、僕にとっての原点。子どもの頃から日常的に食べていたもの。 それって、お好み焼なんじゃないか、と思い至ったんです。 お好み焼って、関西、広島その他色々流儀があると思うんだけど、僕のはそういう感じじゃなくて(分類すれば関西です

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その8

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その7

          【オトウバシ・タツキ】 ソウルフードはそれ自体が"ものがたり"なんだなあ あんかけパスタ、美味しいよ。 いいお店も見つけた。 名古屋のソウルフードとして有名なんだよね。 ただ、オレ、大人になるまで食べたことなかったんですよ。 ハラダさんにもヒカリさんにも、話したことあると思いますが、オレ、名古屋城をのぞむ団地で生まれ育ちました。 当時は外食することは本当に稀だったから、今みたいにあれこれ食べているわけではないです。 それでも味噌煮込みうどんやきしめん、スガキヤラーメンと

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その7

          刃物専門編集者の憂鬱 その22「作家インタビュー: 靍田雅彦」


          こんにちは。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。 肩書きそのままに、いろいろな仕事をさせていただいているのですが、ちょっと珍しい「刃物専門編集者」としての日々を、あれこれ書いていこうと思います。  今回は「JKGナイフコンテスト」2022年の大賞を受賞した靍田雅彦さんにお伺いしたお話です。 「JKGナイフコンテスト」2022年大賞を受賞したベテラン作家  JKGナイフコンテストの2022年大賞受賞作「ST-24 10インチ」を初めて見た時の驚きは、よく覚

          刃物専門編集者の憂鬱 その22「作家インタビュー: 靍田雅彦」


          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その6

          【オトウバシ・タツキ】 ハラダさんへの返信 了解です。 ご無理をお願いしてしまいすみませんでした。 僕の方で進めていきますね。 オトウバシ・タツキ *フォローお願いいたします!

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その6

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その5

          【ハラダ・アキヒロ】 出されたものを美味しく食べるのが本当の食通じゃねえか? 拝啓 などという堅苦しい挨拶から始めさせていただこう。 先日、貴兄と酒席を共にした際、ここから本題と思った先に無情にも多忙な貴兄の時間がなくなり、口惜しくも語りきれなかった事を、酔いに任せて記した。 だが結局、貴兄には出さないことにした。 ご存知のとおり、こちらは日に一箱の煙草を嗜好する馬鹿舌である。 食に関する知識があるわけでもない。 ただ、我が一族は、東京に居を構えて四代目になる。 江戸っ子

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その5

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その4

          【オトウバシ・タツキ】 岡山良いとこ、一度はおいで ヒカリさん、ありがとう!!!!!! めっちゃ嬉しかった。 別に大した目的もなく交換日記を始めたんだよ。 なんていうか、美味しいものを美味しいって言い合える人と美味しい情報を共有したい。 もし相手にとって行きたくなるようなところを互いに紹介できれば、最高だな、くらいの。 余裕のある時でいいから、たまにここに書き込んでよ。 少し前に、でももうヒカリさんが関西に引っ越した頃だっけ。 出張で行くから、岡山駅あたりの美味しいとこ

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その4

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その3

          【サカイ・ヒカリ】喫茶店のセットメニューはコーヒーを飲むことで完成する ハラダさん、タツキくん泣いてたよ。 交換日記のつもりで始めてんのに、俺の一方通行でしかないって。 ラインで延々と愚痴を書いてきてね、大変だねって返信したら、 「ヒカリさん、なんかかいてよ」って。 私、おじさんじゃないし、子どもを抱えた主婦だしって言ったんだけど、いいからいいからって。 かわいそうだし、昔3人で一緒にロケに何度か行った仲だから、1回だけ書いてみることにしたよ。 名古屋って降りたことほと

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その3

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その2

          【オトウバシ・タツキ】 名古屋に来たら、ころきしめん、別名きしころは食べておきましょう ハラダさん、結局、俺は書かねえって。 そりゃないっすよ。 やるっていうから、こっちは1ヶ月以上、今か今かと待ちわびていたんですから。 面白いことが書ける気がしないって言われても、知ったこっちゃないですよ。 でも、まあ、いいです。 僕は、一方的に名古屋の美味しいものを伝え続けます。 こちらに来る際の参考にしてもらいたいですし。 で、なんか言いたくなったらいつでも言ってきてください。 こ

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その2

          刃物専門編集者の憂鬱 その21 「作家紹介: JKGナイフコンテスト・作家さんたちの制作過程」


          こんにちは。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。 肩書きそのままに、いろいろな仕事をさせていただいているのですが、ちょっと珍しい「刃物専門編集者」としての日々を、あれこれ書いていこうと思います。 今年もやってきました、ナイフコンテストの季節  日本において、プロアマ問わず応募できるコンテストとして代表的な存在が、ジャパンナイフギルド(JKG)が主催する「JKGナイフコンテスト」である。  今年(2024年)も例年通り、9月1日~10日に応募期間が設けら

          刃物専門編集者の憂鬱 その21 「作家紹介: JKGナイフコンテスト・作家さんたちの制作過程」


          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その1

          【オトウバシ・タツキ】 蓋紛争勃発!? 「別になくてもいいんじゃないすか?」  ハラダさん、この間は久しぶりにお会いできて楽しかったです。 話の途中で席を立ってしまってすみませんでした。 どうにか、名古屋行きの最終の新幹線に間に合いました。 そうそう、天丼の話でしたね。 至高の天丼を出すとハラダさんが言う日本橋のはずれのお店、僕も連れて行ってもらったことありますよ。 あんまりにもおいしくって、その後、ひとりでも何度か行きました。 人気でいつも人が並んでいるし、時間をはずし

          おじさん交換日記 グルメ風雲録編 その1

          刃物専門編集者の憂鬱 その19「作家インタビュー: 伊藤飛翔」


          こんにちは。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。 肩書きそのままに、いろいろな仕事をさせていただいているのですが、ちょっと珍しい「刃物専門編集者」としての日々を、あれこれ書いていこうと思います。  今回は「JKGナイフコンテスト」2023年の大賞を受賞した新進作家・伊藤飛翔さんのお宅を訪問して、お伺いした話です。  「JKGナイフコンテスト」2023年大賞を受賞した新進作家 「羊蹄山ってでかいんですねえ」  筆者のなんの捻りもない倶知安の第一印象に、伊

          刃物専門編集者の憂鬱 その19「作家インタビュー: 伊藤飛翔」


          刃物専門編集者の憂鬱 その20「ショーレポート:銀座ブレードショー 2024夏 編」


          こんにちは。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。 肩書きそのままに、いろいろな仕事をさせていただいているのですが、ちょっと珍しい「刃物専門編集者」としての日々を、あれこれ書いていこうと思います。 ハイエンドな作品が並ぶ「銀座ブレードショー」 今回は7月7日に開催された「銀座ブレードショー 2024夏」の模様をご紹介したいと思う。 このショー、7月と2月の年2回ペースで東京·銀座の時事通信ホールで開催されている。 ハイエンドのカスタムナイフ作家が中心だが

          刃物専門編集者の憂鬱 その20「ショーレポート:銀座ブレードショー 2024夏 編」