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大人シリーズ

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大人の女が美しい ダビドフの女

大人の女が美しい ダビドフの女

「彼女が素敵なのは、大人の女なのに、ちっともいい子ちゃんじゃないところ。そして、悪い子なくせに、しっかりお嬢さんなところ。時々、辛辣なのもいいね。」

さて、困った。

恋人の影響で、葉巻を吸うようになってしまった。と言っても可愛いものだ。シガリロだ。シガリロは葉巻ではないという人も多いから、厳密には、葉巻を始めたわけではない。かも・・・知れない。

本当に初心者なので、火のつけ方すら分からない。

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大人の男が美しい 男の友情編

大人の男が美しい 男の友情編

もし友情を定義するならば、こう答えたい。

「尊敬の念を抱き刺激を与えられる関係」

友情というのは、感覚的に近く尚かつ違う存在に抱くものだと思っている。自分の知らないことを知っている人は単純に尊敬出来るし、実際、興味を抱く分野は同じであろうと好きなものが少し違う方が魅力的だ。そして意外と肝心なのが「悪巧みを出来るかどうか」。

昨夜、いつものバーにいた。3時を過ぎた頃だろうか。案の定最後は私一人

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大人の男が美しい いい男編

大人の男が美しい いい男編

知人に聞かれて考えた。

「いい男ってどんな男?」

私情を挟むと小尻が好きだ。シュッとして顔面の皮膚が薄く、肌がなめらかで言葉遣いが丁寧な人。繊細で雰囲気があって紗がかかっていたら尚いい。長男ならもうたまらん。

という話ではなく。いい男とは。私は考え答えた。

「スマートな男が、いい男だと思う」

つまりこういうことだ。

女性にも多いけれど男性もよく喋る。しかも自分のことをあーでもないこーで

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大人の女が美しい すっぴん編

大人の女が美しい すっぴん編

晒せなくなって何年経つだろう。気軽に晒すものでもないけれど、顔面の皮膚に劣等感しかない私は基本的に毎日化粧をする。毛穴は全開だしシミもクマも酷い。ニキビ跡も色素も気になる。とにかく、肌には自信がないし誰が見てもきれいな状態とは言い難いのが私の肌だ。

乾燥やそれによる敏感と小じわであれば改善しないことはない。保湿をすればマシになる。ただ、それ以上のものであれば短期間で回復はしにくいしただ化粧品を使

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大人の女が美しい すみませ〜〜ん編

大人の女が美しい すみませ〜〜ん編

土日の銀座は歩行者天国が出ている。整備されまっすぐ伸びた中央通り。それは小さいけれど開放的で気持ちよい。いつも以上に旅行者、買い物客で賑わっている。

私は今、休日の昼下がり、何もすることがなくただただぼんやりと銀座4丁目のみゆき館にいる。

みゆき館は和栗のモンブランが有名だ。調べたところ今年の新栗は9月10日からだという。これは食べにいかねば、と、取り敢えずで銀座に出て来た。わざわざケーキのた

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大人の女が美しい ハイヒール編

大人の女が美しい ハイヒール編

ミスターミニットにお直しに出していたマノロブラニクのメリージェーンを受け取って来た。エナメルの、美しい美しいメリージェーン。若干まだキツいが、これで少し履き慣らそうと思っている。

ところでshoe girlでも書いたけれど、私はブランド物のハイヒールにハマっていた時期がある。好きだ好きだ、大好きだ。そういう人は世の中にはごまんといるだろうし私よりもっと高級な靴をもっとたくさん持っている人は多いだ

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大人の女が美しい 後悔編

大人の女が美しい 後悔編

女性には、人生において後悔することがいくつかある。

一つはアイクリームを20代から使わなかったこと。先輩や上司から散々言われて来たのに自分には必要ないと使わなかったこと。30代40代になり表情ジワが戻らなくなる。乾燥によるものかしら?と思っていたら笑わないのに目尻にシワが!あぁ、あの時先輩が言っていたようにアイクリームを使っておけばよかった(と言いつつ私はまだ始めていない)。

もう一つは日焼け

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大人の女が美しい 悪い子編

大人の女が美しい 悪い子編

今、友達に叱られた。夜更かししすぎと叱られた。お肌に悪いと叱られた。はい、反省しています・・・でもね、私悪い子なの。

昨夜一緒に飲んでいた彼女は、インターンとバイトと演劇に勤しむハタチの女の子。天真爛漫で笑顔が可愛い。昨夜、私たちは笑いのツボが一緒でいつになくキャッキャと笑っていた。まるで高校生。橋が転んでもおかしいほどに笑った。そういうことってあるだろう。どうでもいいことで笑い合う。説明すると

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大人の男が美しい マザコンたちのスキンシップ編

大人の男が美しい マザコンたちのスキンシップ編

いつものバーにいる。今日は特別な夜。私は27年物のラムを舐めている。アルコールの中にラムの甘い香り。舐めるように飲むんだよ、というのは最近の兄たちの教えだ。最初は慣れず口に含みすぎて焼けそうだった。舐めるように飲む、は目下勉強中。大人の真似をするのが楽しい。

風が強く横殴りの雨が降ったり止んだりしている。それを眺めながら私たちはあれこれ途方もない話を繰り広げる。空を抱きしめたいという話しから、自

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大人の男が美しい 男は40から編

大人の男が美しい 男は40から編

私には何人もの兄がいる。もちろん血縁者ではない。私が迷った時に導いてくれたり仕事の相談に乗ってくれたり、時にごちそうしてくれたりする兄たちだ。ドライブ、ダーツ、時にはスナックでカラオケ大会。みんなの誕生日祝ったり、休日には誰かの家に集まってBBQを楽しんだり。みんな遊び方が上手い。そして大体がどうしようもない人たちだ。私にはそんな兄がたくさんいる。

男性が成熟するのは40歳からだと思っている。本

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大人の女が美しい ボディケア編

大人の女が美しい ボディケア編

どれくらい、自分のこといたわってる?

私は秋冬にボディケアにハマる。湯船に浸かる機会も多いしやはり乾燥するからだ。毎年年末にはスーパー銭湯にアカスリとかかとのケアに行く。まっさらな体で新しい年を迎えたいから。

ボディケアの順番としては、まずは湯船に浸かり体を温める。好きなドラマを見ながらお気に入りの入浴剤で入浴する。そしてボディスクラブから始まる。ハードなものからソルト、シュガータイプまで

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大人の男が美しい 祖父編

大人の男が美しい 祖父編

祖父はなんとも本望な死に方をした。

祖父が他界したのは私が高校2年の時だった。本望な死に方だなんて、と言われそうだが祖父は愛してやまないお風呂で死んだのだ。そりゃあ本望だろう。お葬式ではそんな話しをして家族と笑って泣いた。

祖父は1日に2、3度入浴していた。高齢にもかかわらず熱湯が大好きだった。湯上りは浴衣を着て涼む。お酒が飲めず甘党だった祖父、湯上がりはアイスクリームをよく食べていた。アイス

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大人の女が美しい 隠す編

大人の女が美しい 隠す編

雑誌の袋とじはいつだって魅力的だ。何があるのか、どうなっているか。ワクワクというよりドキドキする。それを人に見られてはいけない気がする。見えないから見たい、隠れているからこそ興味を掻き立てられる。手が届かないから欲してしまう。人間の心理とはそういうものなのだろう。

今回のタイトル、友人からのリクエストだ。彼女、この秋冬は「色気のある人になること」が目標らしい。なるほど、色気のある人。様々な定義が

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大人の女が美しい パールが似合う女編

大人の女が美しい パールが似合う女編

パールのピアスを好んでつけている。

私がピアスを開けたのはうつで1年休職する少し前のこと。新しい部署に馴染めず浮いていた頃。仕事にも慣れず毎日のように怒られ、階段の下で泣いていた。

気分転換に訪れた美容室。渡された雑誌にはピアスの特集。ふと、とあるピアスに目が止まる。ハート型のフープピアス。これ、つけたい!ピアスを開けて運命を変えたい!そう思い、髪を切っているあいだに美容皮膚科を探し、その

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