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New York, New York ⑩
心は常にニューヨーク。そう思えば、大体のことは我慢出来る。皇居や代々木公園はセントラルパーク。5番街は銀座で、東京駅はグランド・セントラル・ターミナルかな。そう言えば、シェイクシャックもある。
・・・。
4月の頭に、突然、仕事を辞めた。
12月に13年続けた仕事を辞めた。しばらくはゆっくりしようと思っていたけれど、ご縁があり小さな病院で働くことになった。医療関係の仕事は初めてだし、私は有資格
New York, New York ❼
友達がこのニューヨークシリーズを気に入ってくれているようなので、また少し綴ることにする。
私がJFKに降り立ったのは昨年の6月3日だった。海外に行くのは2度めだったし一人でニューヨークに行くというとみんな驚いた。そして少し、心配していた。
フライトは疲れた。とにかく疲れた。8時間のハワイへのフライトでさえぐったりしたのに、13時間はさらに疲れる。映画を3本見ただろうか。何を見たかはうろ覚えだけ
New York, New York ❻
私の恋人は、早起きだ。そして毎日、朝イチでおはようLINEをくれる。今日はこんな感じだった。
「おはよう、Jane。君の夢を見たよ。あのね、僕が君を探しにニューヨークへ行ってた。幸せな夢だった。少し泣きそうになった。あいしてるよ」
正直驚いた。実は、私もニューヨークで過ごしている夢を見たからだ。自由の女神を見に友達を案内している夢だった。しっかり覚えている。恋人は出てこなかったけれど、彼は私を
New York, New York ❺
77丁目駅での出会いも忘れられない。
彼の名はMr. Baron。弾き語りをしていた。
どこへ向かう途中だったか乗り換えに降りただけだったか。私は77丁目駅のホームを歩いていた。そしてそこで彼は歌っていた。特に会話をしたわけではない。何と言うわけではない。けれど日本では通り過ぎてしまう弾き語り、私は立ち止まり彼の歌をしばらく聴いていた。聴き入ってしまった。
彼のバックグラウンドなど知らない。
New York, New York ❹
ニューヨーク公共図書館での出会いが忘れられない。
事前情報は私の好きなドラマの主人公がここで結婚式を挙げる予定だったということだけ。結果としてその結婚式はドタキャンになり主人公はナーバスになるのだが、その美しい図書館を拝みたくて、去年の6月6日、私はニューヨーク公共図書館を訪れた。
圧巻だった。広い、そして何より美しい。グランドセントラル駅も素晴らしかったが、こちらも素晴らしい。語彙がなく恥ず
New York, New York ❸
少しずつ動いている。
3年ほど前、仲のいい後輩が退社した。退社して何をするかと思えば、1年間語学留学をした。セブ島へ1ヶ月、その後シドニーだかメルボルンだかで暮らした。何年も資金を蓄えていたので、ワーホリではなく1年働かずに過ごしていたらしい。なるほど、計画的で素晴らしい。TOEICも上がったと言っていた。ちゃんと勉強したのだなぁ、関心する。
昨日仕事の休憩中、その彼女が使った留学エージェント
New York, New York ❷
知人の本で、彼のニューヨーク時代のことを読んだ。彼から直接聞いていたところもあるけれど、なかなかやはり冒険をして来たらしい。
ビザの関係で3ヶ月を4回、往復して結果1年ほど過ごしていた。東京を出る時に家を引き払い、ニューヨークで家を借りた。つまり東京に戻って来ると家がない。初めは友だちの家にお世話になっていたようだけれど、次第に外で暮らすようになった。とても惨めだった。段ボールにくるまり過ごす夜
New York, New York
ニューヨーク行きのチケットを割りと本気で探している。航空券と、滞在先を割と本気で探している。デルタで往復およそ8万円弱、滞在先はキッチンが付いていたらいいな、といろいろ見ている。休みさえ取れればすぐにでも手配するし、パスポートの更新だってしに行くし、貯蓄を崩すのもためらわない。これまで私を引きつけるニューヨークとは一体何なのだろう。一体何なのだろうというか、憧れの地であることに変わりはない。
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