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New York, New York ❼

友達がこのニューヨークシリーズを気に入ってくれているようなので、また少し綴ることにする。

私がJFKに降り立ったのは昨年の6月3日だった。海外に行くのは2度めだったし一人でニューヨークに行くというとみんな驚いた。そして少し、心配していた。

フライトは疲れた。とにかく疲れた。8時間のハワイへのフライトでさえぐったりしたのに、13時間はさらに疲れる。映画を3本見ただろうか。何を見たかはうろ覚えだけれど、エコノミー症候群にならないように常に足をマッサージしたり足を組み替えたりして過ごしていた。取り敢えずぐったりしたまま飛行機を降りる。荷物を受け取り入国審査のための列に並ぶ。列は長かった。30分以上並んでいた気がする。肌の色、顔つき、さまざまな人種、国の人が並んでいた。緊張のようなワクワクするような、30分なんてあっという間に過ぎた。

入国審査はあっさりしていた。はいはいアジア人が来た、くらいに思われたのだろうか。サラリと審査を終え、さて、ここからが本番だ。どこへ行ったらいいかそれすら分からない。空港の案内に沿って取り敢えず歩く。

地球の歩き方で予習はしていたけれど、さてさて第一関門。地下鉄の乗口を探す。マンハッタンへ向かわなくてはいけない。Air Trainに乗ってジャマイカ駅へ。空港ターミナル間は無料のAir Train、ジャマイカ駅で$5の精算をしなければならい。そしてジャマイカ駅でマンハッタンへ行く切符を買う。それが問題だった。精算出来ない!買えない!分からない!誰も助けてくれない!30分くらい切符売り場であたふたしていた気がする。誰かに聞けばいいのに私は・・・強がりと英語が話せないことを恥じて誰にも話しかけられなかった。この滞在、大丈夫だろうか・・・。

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