藤井風さんの「満ちてゆく」のYouTubeをループ再生。コメント欄に目が行き読み始める。止まらない。涙が止まらない。生老病死、愛別離苦、後悔、絶望。泥に足を取られ、もがき、疲れ果て倒れても、内側に宿る光は力を失わず息をしている。その光は風さんの歌声と共に強く点滅を繰り返している。
幻の亡骸を抱いたままの日々が昨日終わった。He was dead. 悲しみが一気に押し寄せ、ただただ泣いた。泣きすぎて頭が痛くなった。ケジメをつけたくてお墓参りへ。お線香を手向け手を合わせる。いつもと同じ。だけど違う。彼岸と此岸。それぞれの在るべき場所へ。さみしさが融けて消えた。
藤井風さんの新曲「満ちてゆく」を聴いていてやっとわかった。ダンを失った悲しみが所在不明で泣けないままだった理由が。私、ダンの亡骸を抱いたままずっと暮らしていたんだ。ダンの死を受け入れていなかった。嗚咽が止まらなかった「手を放す 軽くなる 満ちてゆく」ダンの手を放すね。天に還すよ。
魚座の最終の巨岩から牡羊座のアザラシに切り替わる風景が浮かぶ。手放して何もなくてももうすで充ちて/満ちてある。「overflowing」fujii kaze 彼自身のMVよりこっちの方しっくりしてる。 https://www.youtube.com/watch?v=ldVTbMypH_k