実は雪の上を運転するのは初めてで緊張したけどしばらく走ると慣れた。雪が少なかったのか、スタッドレスタイヤなら当たり前なのか、4躯だからなのか。理由はよく分からないが、冬でも山へアプローチするためにMX-30へ買い替えたので、無駄にならなくてよかった。
下山して疲れた脳みそでマツコネ氏のいう通りに帰路を走ってしまうと、こんな素敵な景色を見逃してしまう。「自宅に戻る」で最短距離をレコメンドしてくれた氏に罪はないが、「次の信号を左折してみませんか?八ヶ岳がヤバいですよ」と教えてくれる機能はまだだろうか。
MX-30に乗り換えて最も良かった点は「クルマに引っ張られなくなった」こと。MAZDA3のデザインは今でも好きだけど私には強過ぎたのだろう。その点、MX-30は乗る前と乗ってからのテンションが変わらなくて自然体でいい。コンセプトが私たちのライフスタイルに合っているのだと思う。
乗り換えから1ヶ月が過ぎて、浮かれ熱も落ち着いてきた。大枠の乗り味はMAZDA3と変わず気持ちが良い。エレキシフトにもすぐに慣れたし、ほかの操作系も変わらないので運転席にいると乗り換えた感があまりないほど。空間は若干広く感じるが、後方視界はMAZDA3よりもさらに狭く感じる。
雪山から街へ抜け出そう走っていると前方にCX-5が見えた。ソウルレッドは雪の中でも映えるなと感心していると、すぐに追いついてしまった。2度目のスタック渋滞の最後尾だった。マツコネで道があるのを確認してUターンしたがトレースが薄くなっていく。雪は深いが私は浅はかだった。