母と父はノートとペンのようだと思うことがある。 ペンを走らせる時に摩擦が生まれることがあっても、読み返す頃には涙が滲む手紙のように濃厚な歴史になっている。 そういう関係をこの脚とあの青い場所で築くことができたらよかったのだけど 私とブルータータンはノートとペンにはなれなかった。