世界が組み変わる遊歩(フラヌール)小説「10:04」ベン・ラーナー著、木原善彦訳
文学ラジオ第79回の紹介本
世界が組み変わる遊歩(フラヌール)小説
「10:04」
ベン・ラーナー 著
木原善彦 訳
白水社
遊歩(フラヌール)小説と呼ばれる奇妙な小説をご紹介します。《全ては今と変わらないーーただほんの少し違うだけで》と帯にある通り、詩人である作家ベン・ラーナーの自伝的であり、でも虚構でもある、「世界が組み変わる」いくつもの瞬間が描かれます。
変わったタイトルである「10:04」は、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」でマーティが雷と時計台を使って過去から現在へタイムスリップスリップしたときの時刻。この小説で主人公は、存在していた過去と訪れるはずの未来にも想像を巡らし、事実と虚構が交わり、いつしかほんの少しだけ違う世界を目の当たりにします。
主人公とともに遊歩し、楽しみ、とまどい、内省する、そんな読書体験になりました。ラジオでは語りにくい魅力が詰まったことの作品を、案内役二人が感じたまま話しています。ぜひお聴きください!
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ラジオ案内役の二人
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