今更ながらの王将戦第5局だが、私個人的には、結果的に△6九飛が働くことがなかったので、直接的な敗着なのかなと思う。流石に封じ手の局面では、羽生九段が悪くはないと思ったんですが、先手の藤井王将は、強いですね。ちなみに、投了図からの詰めって解りますか? 逃げ方が多くて大変ですけど
現在、対局中の王将戦第4局は、角換わり腰掛け銀。後手の藤井王将は、36手目から5四銀、6三銀の繰り返しで48手目まで、自陣に隙のない状態で手番をパスしていた。昔のプロ棋士には、あまり評判が良くない手順ではあるが、最近の棋士は、勝負に辛くて、千日手も厭わないのがトレンドですね。
王将戦第4局は、51手目の▲4五桂で公式戦では前例のない局面に突入したようだが、つい数手前まで、後手の藤井王将が△5四銀、△6三銀の繰り返しで手待ちしていたのに急展開である。これで羽生九段が勝利すれば、▲4五桂が新手? その1手前の△6五歩が敗着? やはり、角交換は、難しい。
一昨日、昨日の王将戦第2局は、1日目の60手目を封じ手にしなかった時点で、藤井王将が自陣を受けていても一手一手なので、攻めていこうと腹を括ったように思われる。羽生九段の封じ手は、ほぼ▲2一飛。一晩かけて攻めることだけを考えれたのに攻略に至らなかったということは、羽生九段の作戦勝ち
王将戦第3局第1日目は、50手目を羽生善治九段が封じて終了した。 いまのところ王将戦3局とも羽生九段が封じているが、羽生九段の作戦に戸惑っているのか? 第3局は、すでに藤井王将にとって経験値の少なそうな戦型と思われ、一手一手が手探りで、今のところ極端な手は避けているように思える。
『羽生九段が一手損角換わり 予想外の手に解説の神谷八段驚き』とのネット記事。藤井王将と羽生九段による王将戦第1局の戦型が、予想外の羽生九段による一手損角換わりを伝える記事なのだが、第1局から意表をつく戦型を選ばなければいけない時点で、羽生九段自身が力の差を感じているのがわかる。
王将戦第2局の第1日目が終わって、61手目を羽生善治九段が封じた。局面的には、先手の持ち駒が、飛車のみなので、攻めが続けば羽生九段の勝ち、しのぎ切れば藤井王将の勝ちといったところだろう。ただ、藤井王将が、封じ手の前に「△4二玉」を指しているので、明日は一本道で終局までいきそう。
王将戦第4局は、先手の羽生九段が勝ち、2勝2敗のタイに持ち込んだ。この対局は、羽生九段の先手51手目の▲4五桂(新手?)が決まって、第1日目でほぼ先手の勝勢になり、作戦勝ち。次局は、今期先手番で1度しか負けていない藤井王将の先手番、羽生九段がどのような作戦を用意するかが見もの。
『“至宝の激突”王将戦 芸能人も注目』とのネット記事。つるの剛士の「将棋史に残る」 とか、伊藤かりんの「後世に語り継がれる」との言葉が並ぶが、現実的には、藤井王将の4勝0敗での防衛が濃厚。元々、羽生九段は、2日制のタイトル戦の勝率は低く、今の藤井王将に1勝できれるかどうか。