【橋】 幼きある日。見上げると、空に雲が長く広くつながっていた。 空をみながら「空にいるひとも雲さんが橋になってくれたから、会いたい人に会えるね」と母に言ったら。 母は、ただ、あたたかい笑顔でぎゅーっと抱きしめてくれた。 私と母の間にも何番目かわからない橋がかかった。
寂しさを教えてくれたのは、あなたでした。 それは、恋しいと星空を見上げ、思い巡らせ、あなたの無事を願う大切な時間でした。 結ばれることなくとも。 あなたに大切な意志、ひと、愛があることを心から嬉しく想います。 良い旅路を。
春の兆し 横たわる大木の下で 息吹始める。 あらゆる命の屋根となり 住処となる。 小さな芽がではじめ、険しさを凌ぎ 命たちが囁き始める。 もうすぐだね。 もうすぐだね。 いのちのささやきが 希望の兆しをみせてくれる。
とりあえず、DIDという障害らしい。 無意識に何度か表にでてきていたらしい。 夜中に兄に電話した。 酷く混乱していたから何を話したのか覚えていない。 誰かが説明してたのは覚えてる。 私は私だと思う。 沢山の誰かがいる。 とりあえず死にたい。 死なせてくれない。 生きる?