今日9/23は、万年筆の日。万年筆といえば、國枝志帆さんの「盗作家」を思い出します。ドキリとする題名ですが、物語を紡ぐ人にとても響く小説です。現在は電子書籍で読むことが出来ます。 https://note.com/tsubaki_nikki/n/n08f49d22e306
國枝志帆は本名です。「志に帆を立てる」というのが名の由来。志に帆を立て、まっすぐ進んでいけるよう、父がつけてくれた名前です。小説『盗作家』を本にするとき、筆名を名乗ることも考えましたが、本名よりしっくりくる名前が浮かばなくて、改めてこの名前が好きだと思いました。▶︎
▶︎「雪の店を最初に訪れたとき、君も書いたろう? 青い万年筆で一つの名前を。本名でも筆名でも構わない。物書きとしての君の名前だ。私も書いた。しかし、私はその名前を忘れてしまったんだ。物書きとして生涯名乗り続けた名前なのに」 『盗作家』仮初の白より
▶︎作家と小説との関係を一本の万年筆の物語として描いたのが小説『盗作家』です。聲のままに生きた結果、この文章があなたに届いたなら幸せに思います。今日も読んでくださって感謝します。あなたの今日が幸せな一日でありますように。 盗作家 https://amzn.asia/d/8Bb7NGs
「今日も青い炎を燃やし、私の奥底の聲に殉じます」 私が毎朝唱えているお祈りの言葉です。『ずっとやりたかったことを、やりなさい』を読んで自分で決めたアーティストの祈り。小説『盗作家』の青い炎を元にしました。聲とは小説を書く時に聴こえてくる響きのようなものです。▶︎
本編のどこにも書いてないのですが、小説『盗作家』の主人公である塔坂晶の誕生日は4月18日です。本編に書く書かないに関わらず、登場人物の誕生日は決めています。 塔坂の誕生日は毎年、「あっ、おめでとう」と思い出し、ビールで乾杯しています。