諦めるのは元気になってから
ごきげんよう、國枝志帆です。
「苦しいなら、諦めるのは今じゃない。諦めるのは元気になってから。つらいときに大切なものを捨てちゃいけない」
ノベルは静かな目をしていた。アメジストの瞳。見えないものを見る瞳だと言っていた。
「いらないものなら、もっと楽に捨てられる。でも、物語はそうじゃない。塔坂のいちばん大切なもの。捨てちゃいけないから、今、そんなに苦しい」(中略)
「珈琲を飲みにきて」
國枝志帆『盗作家』
『盗作家』を書いているとき、
ノベルのこの言葉に私が励まされてました。
元気がない時は書くのをやめて
珈琲を飲み、
元気な時は
珈琲を片手に続きを書く。
そんな日々を繰り返して、
小説『盗作家』は完成しました。
作中には珈琲が何度も登場します。
『盗作家』を読みながら、
塔坂と雪とノベルとの珈琲の時間を
楽しんでいただければ幸いです。
最後まで読んでくださって感謝します。
あなたの今日が、
幸せな一日でありますように。
読んでくださってありがとう。コーヒー飲みながら毎日更新してます☕️