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冷たそうなインクが好き

ごきげんよう、國枝志帆です。


色彩雫の「六花」が気になります。
冷たい可憐さがあって素敵なインクですね。


六花は雪の異称。美しい言葉です。
どうしても『盗作家』の雪を思い出します。


「申し遅れました。私は雪と申します」

「ユキ……さん」

「ええ。冬に降る冷たい雪」

 雪。その名は少女に似つかわしく思えた。冷ややかで美しい少女だ。外国の血が入っているように見えるが、日本人なのだろうか?

國枝志帆『盗作家』


ただ、六花が新色として現れるまでは
冬将軍のグレーのイメージでした。
雪は大きな灰色の瞳をもっています。




小説『盗作家』はもともと、
深海のブルーグレーの色の変化が美しくて
着想を得たところもあります。



六花、冬将軍、深海。
冷たそうなインクに惹かれます。



最後まで読んでくださって感謝します。


あなたの今日が、
幸せな一日でありますように。


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國枝志帆【椿日記】
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