愛されていて欲しい物語

ごきげんよう、國枝志帆です。




愛されていて欲しい人がいる
なんて贅沢な人生だ

SUPER BEAVER『東京』

とても好きな歌詞です。
「愛されていて欲しい」って
まったく制限のない愛のような気がして。

たとえ「愛してる」自分がいなくなっても
自分のいない世界で「愛されていて欲しい」と
思う大切な存在がいたら、
それはたしかに贅沢な人生です。

私がそう思う対象は家族や友人。
それから、
私の小説の登場人物たちです。

私がどれだけ長く生きたとしても、
あと数十年でしょう。
私一人の「愛してる」は一人分です。

だから、その一人分の命で、
私の愛する物語が好きなところに
歩いていけるように、
できるだけ形にしておきたいです。

『盗作家』は
そんな作家の祈りも込めた小説です。
万年筆にまつわる物語です。

盗作家

最初の３章、試し読みができます。
楽しんでいただけたら幸いです。

最後まで読んでくださって感謝します。

あなたの今日が、
幸せな一日でありますように。