心が教えてくれる。 ザワつきが引き止めてくれる。 正しい道に戻してくれる。 心はセンサーだから 大事にメンテしておこう。 心の穏やかさを忘れずに 気持ちの晴れやかさを感じて。 そうすれば身体も自ずと軽くなって 為すべきことを教えてくれる。
今ここで何を為すべきか。 何をしたいかは、さて置いて。 全ては繋がりの中で生起する。 様々な条件が重なって 今ここの状況が生まれている。 ならば次の瞬間の一手は何か? 瞬間瞬間は謎を解くように 扉を一枚一枚開くように 連なり合っている。 謎解き人生ゲームの只中で。
心が穏やかということは 今ここに生きて 何をすべきか知っていて それを適切に行い 結果が想定外であっても 想定内であったとしても それを受け入れ拘泥しない。 上善水の如し。流れるままに。 揺蕩うように、でも大地に足を着けて。 天と地の間に調和して生きる。
樹木が水を吸い上げるように 息を吸って吐いてを繰り返す。 その呼吸の繰り返しが 命を養ってくれる。 この瞬間、他には何も要らない。 それだけでもう十分すべてが揃っている。 必要なことは向こうから 最適の瞬間にやって来る。 ただ只管に待っていればよい。 為すべきことを全うする。
経験は財産。いずれ分かる。
「いのち」という舟に乗り、「たましい」という水先案内と共に生きる。 日々、舟を手入れして、時々の天候に対処する。 大丈夫、嵐でも導いてくれる魂が居るから。
人はそれぞれ、違った世界を観ている。 何が見えるかによってその人の生き方が変わる。 善し悪しではなく優劣でもなく。 言わば、その人の為すべき事。 それが観える事物によって示される。
空想の世界は無限に広がる。 手に触れる世界は身近なところ。 いつもここから。いつでもそこから。
進化の中でリレーは続く。 バトンの受け渡しは丁寧に。 もし落ちても拾えばいい。 拾ってくれる人がいる。
神様のなさることが、そのまま、 私達のなすべき行いを現す。 それはまた、草木の有りようにも現れる。
為すべきことは目の前に、自ずと現れる。 癒されるべき人には癒しを、 赦されるべき人には赦しを。
何を為すべきか…。 事の大小に関わらず、 願わくは、この星の欲することを。 たとえ砂粒ほどであっても、 一等星の輝きを放つ。
今ここで為すことは 未来の果報の積み立て。 為すべきことを「正しく」為したなら 相応のリターンが訪れる。 時は金なり。たっぷりの時間は それだけでもう十分に裕福。 真の価値ある黄金にするか否か それは今ここで為すべきことが左右する。 まずは「正しい」が何かを知ること。
必要なことは与えられる。 すでに多くのことが与えられている。 振り返れば今大事なことが これまでの道中に散りばめられていた。 あの時は準備ができていなかった。 今ならその意味が分かる。 人生で為すべきことは多くない。 たった一つの一番大事なことを 粛々と為せばそれで十分。